人気のメンズコスメブランド「バルクオム」の日焼け止めTHE SUNSCREEN(ザ・サンスクリーン)を試してみました。
バルクオムの日焼け止めは、国内で売られている日焼け止めの中で(女性用を含めて)最も安全性・使用感を両立した商品と評価することができました。
その根拠は、「紫外線反射剤」を利用しているにも関わらず、使用感が紫外線吸収剤並に高く、使っていて全くストレスを感じないからです。
UV関係の基本知識はこちらにまとめています。
→男性のUVケア、日焼け止めの基礎知識と用語解説
バルクオム・ザ・サンスクリーンに関する基礎知識
商品名 | バルクオム・ザ・サンスクリーン |
価格 | 2000円(税抜) |
内容量 | 40g |
紫外線防止成分 | 紫外線反射剤 |
UVカット指数 | SPF40・PA+++ |
購入 | Amazon、オムニ7、ロフト・東急ハンズ(店舗) ※公式サイトはAmazonに販売を委託しています。 |
日焼け止めは基本的に肌に悪いものです。特にSPFやPAといった紫外線の防御指数が上がれば上がるほど肌に与えるダメージは大きくなります。このバルクオム・ザ・サンスクリーンはSPF40・PA+++ですが、これは一般的に使うべき防御指数としては少し高めです。そして紫外線反射剤を利用している点も大きなポイント。
日常使いとしてはSPF15~30・PA+~++程度で十分。またそれ以上の濃度になると、通常の洗顔では落ちない薬品になるので「クレンジング」という特別な洗顔が必要になります。「特別な洗顔」とは、簡単に言うと、洗顔料の薬品の濃度が強くなる、すなわち肌に与える影響が大きくなるということです。
従って、日焼け止めを使う時はできるだけ濃度が高いものを使用したくないし、洗顔もできればあまり使いたくない。ハワイやグアム、沖縄などリゾート地へ行く時以外はSPF40以上は必要ありません。ただ、絶対に焼きたくない人や、日中外にいる機会が多い人にとっては、SPF40以上、PA+++以上が必要になる人も多いです。
そういう方にこのバルクオム・ザ・サンスクリーンが適しています。なぜならこの日焼け止めはクレンジングをしなくても、普通の石鹸で落ちるくらい安全性が高い薬品を使っているからです。
それは紫外線反射剤という、UVケア成分の中で非常に安全性が高いものを使っているからです。あまり日焼け止めについて詳しくない方は、これがどれくらい凄いことか分からないと思いますが、SPF40以上、PA++以上かつ紫外線反射剤を使ったクレンジング不要の日焼け止めは本当に貴重です。
バルクオム・ザ・サンスクリーンを実際に使ってみた口コミ
実際に手に取って塗ってみました。まず感じたのは「香り」です。日焼け止めと言うと、あの独特の匂いがするものですが、バルクオムは全商品共通の「バルクオムの香り」がします(リンゴ果実培養細胞エキス)。
また肌の上に膜として残る日焼け止めなので、これが香水代わりになります。かなり匂いが残るので意外と使い勝手が良いです。下手に香水を買うよりこちらの方が、対人においても不快感を与えないと思いますね。
肌に伸ばした感覚では、やはりSPF40・PA+++なので、しっかり伸ばさないと白浮きします。見た目や塗った感覚では「本当にクレンジング不要なの?」「石鹸で落ちるの?」と不安に思いますが、問題なしでした。ちゃんと石鹸で落ちますし、洗い残しが原因で肌が荒れることもありませんでした。
顔に使う分には写真程度の大きさ(バルクオムの説明では「小パール1個分」)でOKです。仮にもSPF40・PA+++と濃度が濃いので普段使いする場合はこの半分程度の大きさでもかまわないと思います。
ただ、粘性が強いため日焼け止めが伸びにくく、どうしてもこれくらいの大きさにはなってしまうと思います。
「石鹸で落ちる」「クレンジングがいらない」ってどれだけ凄いの?
「クレンジング」というのは、イメージで言うと「強力な洗剤」。例えば「よく落ちる洋服洗剤」があるとして、それを使えば汚れが落ちるものの、洗った後の服の「色落ち」が心配です。クレンジングをそれに置き換えると、洋服は顔の皮膚そのもので、クレンジングで顔を洗えば皮膚が削ぎ落とされたり、大事な保湿成分が失われてしまいます。
せっかく日焼け止めを塗って紫外線から肌を守ったのに、クレンジングをすることによって台無しになってしまうということです。
しかし赤道直下やリゾート地の紫外線は本当に協力で、皮膚を野ざらしにしておくと「火傷」することもあります。それとクレンジングによる影響を天秤にかけると、やはりクレンジングをしてでも濃度が高い日焼け止めを使うべきだと考えます。
ですからSPF40・PA+++の濃度でクレンジングが不要であることは非常に貴重なのです。
バルクオム・ザ・サンスクリーンはどんな人に適している?
最後にバルクオムの日焼け止めが適している人・使うべきではない人についてまとめてみたいと思います。
バルクオムの日焼け止めはSPF40、PA+++と濃度が高めです。いくら石鹸で落とせる安全性があると言っても、普段外に出る機会が少ない人や、出たとしても会社や学校の行き来のみの内勤の方などは使うべきではないでしょう。
冒頭も話しましたが、日焼け止めは肌に悪いものです。できれば使わずにいたいもので、あまり外に出ない人はSPF15~35、PA+~++程度の優しい日焼け止めをこまめに塗り直す方が肌には優しいです。
逆に、外回りが多かったり、会社内より会社の外で仕事をすることが多い人は最適です。しっかり紫外線から肌を守ることができ、こまめに塗り直す必要はありません。ただ、SPF50、PA++++の日焼け止めと比べてしまうとやはり防御指数は低く、汗をかいたりすると落ちてしまいます。
「石鹸で落ちる」「肌に優しい」というのは言い換えると、「石鹸で落ちてしまう」「汗や水に弱い」ということになります。あなた自身の生活・仕事のスタイルと照らし合わせて購入を検討してみてください。