乾燥肌ではなくても、唇だけは年中乾燥してしまいリップクリームが手離せないという方が多いのではないでしょうか。ある調査によると、男性のリップクリームの保持率は50%以上だと言います。スキンケアに疎い男性であっても唇事情については話が別のようです。
その中でも、特に夏になると紫外線の影響を受けリップクリームを熱心に塗っているのに唇の乾燥が収まらないという場合がでてきます。
唇は皮膚組織上、皮膚と粘膜の中間のような構造をしています。紫外線は皮膚組織を破壊する力を持っているため、いくらリップクリーム(油)を塗っても唇の乾燥を守ることができないのです。UVカット機能付きのリップクリーム、あるいは保湿成分中心のリップクリームを選び対策してみましょう。
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男性用UVカット機能付きリップクリーム
あまり流通していない隠れた名作が、このUVカット機能付きスポーツリップクリーム。レジャー・アウトドアショップ、スポーツショップなどで売られているリップクリームです。汗にも強く、耐水性に富んでいます。
妙な美容効果や、香料は配合されていないため、特に男性にとってはとても使いやすいリップクリームとなっていて私も夏はこれが手放せません。SPFは21と、通常の日焼け止めと同程度の効果があります。
逆に、厚塗りすると白浮きしてしまうため女性には向かないかもしれませんが、これもかなりの量を厚塗りした時のことを言っているため、通常の使用用途で用いる際はまったく問題ありません。特に海や山のレジャー用、リゾート地への旅行の際は欠かせないアイテムではありますが、日常のリップクリームとしても十分使用可能です。
※人気すぎてAmazonや楽天では品薄のようです。登山ショップなどでは販売されています。
ギャツビーのリップクリームも紫外線カット機能(SPF16)が付いていておすすめです。最初に紹介したサンベアーズのものよりSPFは低いですが、ドラッグストアなどでも手に入りやすく身近なので紹介しておきます。
どんなリップクリームを使っても荒れてしまう方
私はお気に入りのリップクリームを見つけるまで、いったい何本購入したかわかりません。恐らく私が使っているものをご紹介したところで、質問者様も同等の効果が得られるとは限りません。今気強く様々なものを試してくださいとしか言えませんが、できるだけ不要な成分が入っていないものがいいと思います。例えば「○○の香り」とか余分な香料が含まれたものなど。香料は唇荒れを治すのに不必要なものです。何と結びついて肌が反応するかわかりません。
究極を言えば「ワセリン」が100%乾燥を防ぐことができます。極寒のカナダではワセリンをリップ替わりに使用しています。またワセリンの配合成分はワセリンのみ。つまり食べてしまっても大丈夫ですし、耐水性も優れているので「舐めグセ」がある人は「舐め防止」に役立ちます。ただ塗る量を誤るとテカテカになりますから注意してください。