T字カミソリの寿命は約2週間。寿命はもちろん目安なので、刃先が欠けていたり、剃り味が悪かったりしたときはすぐに交換する必要があります。特にT字カミソリは剃り方や保管の仕方で劣化が早くなり、交換する頻度も増えます。
また寿命を超えて使い続けることはおすすめできません。見た目では綺麗に刃先が整っていても、また剃り味に不満がなくても、2週間で刃を交換するように心がけて下さい。
無理して刃を替えずにいると、菌の繁殖につながり、肌荒れやニキビ、また単純な切り傷の原因になります。替刃はまとめて売られているものが多く、2週間で替えることを考えると月600~1,000円ほどかかります。カミソリを使う時は毎月替刃にお金がかかることも想定しておきましょう。
カミソリの替刃は2週間(14回使用)で交換する
T字カミソリは長くても2週間が限界です。刃先は剃っていくうちに磨耗され必ず損傷していきます。髭というのは自分が思っている以上に硬さを備えた物質であり、それを2週間酷使するわけなので、相当なダメージが蓄積されているんです。
ただ、2週間という目安も、1日1回の使用を考えたもの。従って、単純な回数でいうと14回剃ったら交換となります。個人差になりますが、髭が薄く3日に1度程度しか剃らない方であれば1ヶ月以上はもちます。
目安の回数を超えても「まだ使える」と思わず定期的に刃を交換することが大切です。また、床に落としたり刃こぼれが確認できたときもすぐに換えましょう。刃先が欠けたものを無理に使っていると切り傷となり、その隙間にカミソリに溜まったばい菌が転移し、シミや跡になることもあります。
よくカミソリ負けや、シェービングのトラブルが聞かれますが、それらは全て起こるべくして起こっているもの。その意識があるだけでもカミソリに対する扱いが変わるはずです。
T字カミソリを交換するタイミングと劣化の判断
T字カミソリを交換するタイミングは切れ味・ニオイ・錆付きを見て判断します。
カミソリの「切れ味」を見て交換
中でも「切れ味」については、それを感じ取った瞬間に無理せず交換するようにして下さい。T字カミソリは多少切れ味が悪くても力を入れることで剃れてしまいます。しかし実際のところ、切れ味の良いカミソリは力を入れなくても、1ストロークで剃り上げることができます。少しでも突っかかりを感じたり、剃り残しが多いと感じるようなら、すぐに交換するようにしましょう。
カミソリが「臭い」と感じたら交換
T字カミソリは髭だけでなく、皮膚表面の薄皮・皮脂膜まで剃ってしまいます。そのため、カミソリに付着した毛や皮脂を取り除かないで放置していると菌が増殖して臭くなります。使う度に水ですすいでおけば、ある程度は付着したものが落ちますが、100%落ちるわけではありません。徐々に蓄積された菌が増殖してニオイとなって現われます。
どれだけ洗ってもニオイが残るようなら、切れ味とは関係なく交換しましょう。ハンドソープなどを使って手洗いしてもいいのですが、指先を切ってしまう恐れがあるため、そこは使い捨てのメリットを活用し、メリハリをつけるようにしましょう。
カミソリに「錆」を確認したらすぐ交換
カミソリが劣化する原因に多いのが錆です。
錆びたら切れ味は格段に下がるため、交換せざるを得ません。毎日洗っていても、保管場所によって錆び易くなることもあります。例えば、髭剃りは鏡を見て使うため、洗面所または風呂場に置いている方が多いですよね。しかし、この場所がそもそも間違いです。カミソリは水気の多い場所で保管すると錆びやすくなります。
菌の付着を避けるために、週に1度は重曹水に浸けて雑菌と皮脂汚れを落としておきます。一度錆びたらいくら落としても、完璧に切れ味が戻ることはありません。
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カミソリの劣化を防ぐための剃り方
カミソリを寿命ギリギリまで使うために、髭を柔らかくして剃ると効果的です。髭をそのままの状態で剃ることは肌だけでなく、カミソリの刃先も傷つけています。シェービング剤を使って髭を湿らせることで毛は柔らかくなります。シェービング剤はカミソリの摩擦を軽減させるだけでなく、肌とカミソリの刃先にも効果を発揮します。
基本的にカミソリ自体もシェービング剤を使用した上での切れ味を考えて設計しているため、使った方が安全であるとも言えます。
ホルダーも一生使えるものではない
「カミソリの寿命」と聞くと刃先だけに注目しがちですが、装着するホルダーにも寿命があります。何度も刃先を交換していくうちに装着部分が緩くなったり、破損してしっかり付けることができなくなります。そうなったらホルダーも買い換える必要があります。半年~1年を目安に買い替えるようにしましょう。
カミソリを使うためには、刃先の寿命はもちろんですがホルダーの寿命にも気をつけておくことが大切です。