価格:1,227円
タイプ:乳液
形状:液状
総合評価:
男性化粧品の中で最も売れている乳液です。コエンザイムQ10の効果を売りに出していますが、それを打ち消し合うように合成界面活性剤、防腐剤等の成分が含まれています。配合されている油分が非常に多いので、同ブランドの化粧水の補助的要素として使う場合は、肌質をしっかり検証してください。
乾燥肌対策としての効果
保湿効果はあまり期待できません。同ブランドの化粧水の成分をリバイタライジングバームQ10で保護しても、そもそもの保湿成分が少ないので保湿対策はできません。保湿成分はヒアルロン酸Naのみ。使用感としては、春先や秋口の乾燥程度なら守れますが、冬場の乾燥や、乾燥肌の方にとっては物足りなさを感じます。ただ油分は多いので、皮脂分泌が減少してきた方にとっては効果があります。当たり前ですが、「保湿=油分」ではありません。乾燥対策用の男性化粧品ランキングはこちらを参考にしてください。
オイリー肌対策としての効果
こちらの乳液は油分となる成分が多く含まれています。オイリーを助長することになりますので、ビタミンC誘導体が含まれた化粧水+美容液でケアすることを推奨します。
敏感肌対策・安全性・副作用を検証
合成ポリマーメチルグルセス-10、PEG-20、(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー、合成界面活性剤のセテス-10、防腐剤のEDTA-2ナトリウム、フェノキシエタノール、メチルパラベンに毒性があります。Amazonや他通販サイトの評価の高さが目立ちましたが、一方で肌荒れを起こしている人も目立ちました。毒性判定のある成分が7種含まれていますので、敏感肌の方やアトピーの発症経験がある方は注意が必要です。特に防腐剤の数が多いので肌の常在菌が正常に機能しなくなる可能性があります。安全性・副作用の少なさで比較したメンズ化粧品ランキングはこちらです。
肌荒れ・ニキビ対策としての効果
ノンコメドジェニックではありませんので、乾燥肌で肌荒れやニキビを発症した場合こちらの化粧品は不向きです。また予防としても、特に抗炎症作用のある成分を含んでいるわけではありません。
値段
内容量は100mlですので毎日朝・夜使用で、目安は1.5~2ヶ月程度です。ニベアシリーズで統一した場合、化粧水(1,404円)+乳液(1,227円)+クリーム(1,685円)=4,316円です。1ヶ月あたりのスキンケアのコストは2,158円と中々高額です。乳液単体で見ても、費用対効果が高いとは言えません。メンズ化粧品のコスパ比較・検証のページはこちらにまとめています。
乳液としての総合評価
乳液の目的は「油分の補給」です。その点でいうとしっかりと油分は含まれているので30代以降の皮脂分泌が減退されてきた方にとっては効果があります。ただ、その分合成界面活性剤や防腐剤が使用されていますので、肌にかかる負担も大きいです。油分補給としての化粧品をお探しの場合は、より安く、より安全なものはたくさんあります。
全成分表示
水、メチルグルセス-10、グリセリン、オリーブ油、BG、PEG-20、ユビキノン、クレアチン、ヒアルロン酸Na、グルコシルルチン、イソステアリン酸ヘキシルデシル、セテス-10、(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー、水酸化Na、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン
出典:花王
どんな人が使用するべきか?
- 肌が強い方