家庭用脱毛器・抑毛剤・除毛剤、男のムダ毛対策で一番効果があるのはどれ?

顔全面に侵食したヒゲ、胸毛や陰部、Oライン(ケツ毛)、腕毛、すね毛、挙げればキリがありませんが、この恵まれた国日本で生活している以上、毛というのは髪の毛と眉毛(あとは適度な陰毛)だけでOKと感じている方も多いと思います。

人並みに生えているならまだしも、夏の暑さを我慢してまで「隠したい」と感じるくらいボーボーでコンプレックスと感じている場合、藁をも掴む思いで抑毛剤除毛剤家庭用脱毛器などに手を出してしまったという方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、「毛」というのは脱毛以外の方法で、「生えてこなくさせる」「薄くさせる」ことはできません。家庭用脱毛器についても、使用されているパーツが非常に安価で悪質なものが多く、エステなどで使用されているそれとはまるで異なり“かなり”危険です。ここでは男性向けのムダ毛対策として最も効率的な方法をまとめるとともに、広く誤解されている抑毛剤や除毛剤などの危険性をまとめていきたいと思います。

自己処理による効果はどれも同じ

抜く剃るかける溶かす照射する・・・

毛の自己処理方法はこのようにいくつか対策があります。これらの対策は「正しく」実践すれば、実は永久脱毛(毛を生えなくさせる)も不可能ではありません。しかしそれを“個人レベルで”やるには少し難しく、ただただ時間とお金を無駄にするだけになってしまいます。

もちろん「即効性」という面で見れば自己処理は最も手軽で効果が目に見えやすいメリットがあります。しかし結局元通りに生えてきたり、炎症や色素沈着、シミなどを連れてきて、その自己処理が故に症状そのものを悪化させてしまうリスクも伴います。

「自己処理による効果はどれも同じ」の根拠はこうしたことから。「毛を生えなくさせる(脱毛)」というのは実はそんなに難しいことではないのですが、自己処理レベルではまだまだ危険と隣り合わせ。その自己処理にかけたお金でエステやクリニックで脱毛できてしまうほど手軽にもなってきているため、もっと視野を広げた対策を考えるべきでしょう。

【抜く】毛抜きは自己処理で最もやってはいけない方法

「毛」は毛髪の生成を促す毛乳頭・毛母細胞がある限り、いくら抜いても生えてきます。

「毛根から抜けば生えてこない」
「毛根が死んで生えてこなくなる」

などと都市伝説のようなことを私も中高生あたりの頃聞いたことがありますが、それはあり得ません。確かに毛根の奥まで一気に引き抜けば生えてくるスピードについては遅くなりますが、皮膚の断面が凸凹したり、ぽっかり穴が空いた状態になるため雑菌は入り放題。化粧品でカバーしたとしても、化粧品も毒性が強い成分や油分が含まれているため、それが原因でニキビに発展することもあります。

毛を抜いた後、何もしなければ外からばい菌が、化粧品で守ってもその化粧品がばい菌の要素になる。つまり「毛を抜く」という行為は自ら肌を危険な状態に導くという意味なのです。

また一度毛を抜けば、その周囲の皮膚細胞が数百~数千という単位で死滅します。毛抜きが習慣化してしまっている方はその周辺の皮膚はただれてしまったり、今その状態に無くても将来的にシワやたるみの原因になることも考えられます。

【剃る】シェーバー・カミソリによる自己処理の危険性

シェーバー・カミソリによる自己処理は、「自己処理・セルフケア」と言われるものの中でも最も安全な(脱毛士も推奨する)方法です。将来的な脱毛を考えている方は必ず「剃る」という自己処理に徹しこのまま継続してください。

「剃ったら濃くなる」
「剃ったら青く見えてしまう」
「剃ったらチクチクしてしまう」

こうした理由で「剃る」自己処理を躊躇している方も多いと思いますが、まず「剃ったら濃くなる」ということは化学的根拠が無いので安心してください。先程も解説しましたが、毛は毛乳頭・毛母細胞からの司令で毛が生成されるため、皮膚の表面で毛を剃っていても、その司令が活発になったり、暴走したりすることはありません。またその司令というのは主にホルモンの影響を受けてのことなので、物理的な刺激でどうにかなるということはありません。

「青く見えてしまう」というのも、毛を皮膚に対して水平に剃れていないことが原因です。毛を皮膚に対して鋭角に剃ってしまうと、毛の断面積が広くなり、それが皮膚の肌色から透過して青く見えるだけで、実際に皮膚が青くなったり毛が太くなっていることはありません。急いで剃ってしまったり、抜くクセがあると、毛が毛根の途中でちぎれて断面が広くなったりすることがあります。

「チクチクする」というのはある種しょうがないこと。気になる度に剃るしかありません。剃る回数を減らしたいという気持ちは分かりますし、皮膚に負担がかかるためできれば剃りたくありません。ただそれ以上に「毛が気になる」というのであれば、毎日剃ってください。顔以外の部位は皮膚の繊維が荒く強いため、毎日シェービングしていてもアフターケアさえしっかりしていれば大丈夫です。

【かける】抑毛剤・抑毛ローションの効果と危険性

抑毛剤・抑毛ローションによる自己処理は、最も頭の悪い選択です。もし実践している読者さまがいらっしゃったらそれは大変失礼であると存じておりますが、これについては恥じてください。それくらい無駄です。

【溶かす】除毛剤の効果と危険性

除毛剤とは「毛を溶かす」アイテム。

剃る・抜くよりも、抜群に仕上がりがよく、生えてくる毛もチクチクしません。その魅力にとりこになって、ついつい使い続けてしまう方も多いのですが、「毛を溶かす」ということは「皮膚をも溶かしている」という事実を把握すべきでしょう。

実際に、私が持っている男性向けの除毛剤「NULL REMOVER CREAM」は、ボディ専用です。

むしろ、顔に使用できる除毛剤は無いに等しいのですが、その理由というのが顔は体の皮膚と比較して非常に繊細であるためです。例えば「界面活性剤」という成分は皮膚を溶かす性質があり、溶かした先の奥底の皮膚に成分を届ける役目を持ちます。これが再生能力が高く、皮膚も強い部位であるなら大した問題にはなりませんが、顔であると燃えるようなヒリヒリ感、炎症、肌荒れなどアレルギー反応が止まらなくなります。

ボディに使用したとしても数時間~数日はヒリヒリが止まらず、場合によっては赤く腫れ上がることがあるほど危険なもの。もちろん、除毛剤を使い続けたとしても毛の生成が止むことはないため、永久に使い続ける必要があります。また毛抜きの比ではないくらい細胞が死んでいくため、仮に使い続けた場合、将来的に皮膚としての機能を失うほどただれてシワ・たるみになってしまう恐れがあります。

ただ、仕上がり面において目に見えるメリットが大きいため「いざ」というときのために持っておいて損はありませんが、デイリーケアとしてのアイテムだと勘違いしないようにだけ気を付けてください。

【照射する】家庭用脱毛器の効果と危険性

家庭用脱毛器が危険である効果面も含めた主な理由は以下3つ。

  • 商品による効果の差が極めて激しい
  • 割高
  • 脱毛できない可能性が高い

家庭用脱毛器は「光脱毛」という、光の照射で毛の生成を司る毛乳頭を焼殺する方法で行います。脱毛方法や光の出力規制などを見ると、エステのそれと全く同じであるため「エステで脱毛する方が割高ではないのか」「同じ光脱毛なら自分でやった方が安全」という声もちらほら聞かれます。

しかし、脱毛で重要なのは「光の出力量」ではなく、「光を毛乳頭に届けること」なので、光がどれだけ強いか・弱いかというのはあまり関係がないのです。そして、家庭用脱毛器であると、光を毛乳頭に届けるのが極めて困難なのです。

引用:リンクスの脱毛マシン(青髭脱毛110番)

例えばこれは大手男性脱毛エステサロン「リンクス」の脱毛マシンと、家庭用脱毛器の光の浸透度を図に表したもの。

使っているものや光の出力量は同じなのに、どうして家庭用脱毛器では脱毛に時間がかかるのか。その理由は、光を届けるための透過フィルターにお金がかけられているかどうかで分かります。

この辺りからだいぶ専門的になってきてしまいますので少し省略しますが、例えば、強烈な光を直に皮膚に当てても、毛が脱毛できるはずがないということは分かりますよね。むしろカンカン照りの沖縄の方たちは矛盾するように毛深い方ばかりですし。

「光」そのものが重要なのではなく、それを毛乳頭に届けるフィルターが重要なのです。家庭用脱毛器の場合、そのフィルターに市販のガラスがただ差し込まれているだけだったり、ひどいものだとプラスチックということもあります。

例えば、家庭用脱毛器で有名な「ケノン」ですら、「他に類を見ない高品質なレンズフィルター」と、使っているものの明言を避けるような言い方。言えない事情があるのか、それとも特殊技術で企業秘密なのかは分かりませんが、そのフィルターに対して「力を入れている」「何を使っている」とはっきり言えるメーカーでないと、家庭用脱毛器による脱毛は困難かつ、極めて危険です。

「効果がある」家庭用脱毛器の選び方

  • フィルターには何が使われているか?
    家庭用脱毛器の場合「クリスタル」が最高。ガラス又はプラスチックの場合、半永久的な家庭用脱毛器による自己処理を強いられます。
  • 実績があるか?
    レビューサイトやTwitter、インスタグラム、知恵袋などくまなく検索し、「脱毛完了」している人がどれだけいるかチェック。企業の「販売実績」は脱毛の実績ではありません。

脱毛器を選ぶ上ではこの2つだけで十分です。あとは、本当に家庭用脱毛器でないとダメなのか?という点も改めて確認しましょう。冒頭申し上げたように「脱毛」というのはそれほど難しいことではありませんし、特に日本は男女問わず脱毛する文化にあるため非常にエステやクリニックが格安で、かつ安全です。

正直のところ、家庭用脱毛器は見えないゴールに向かって、大きな初期投資を行い、「本当に効果があるのかな…」と思いながら数ヶ月~数年過ごすことになり、総合的に考えたコスパというのは極めて悪いと言わざるを得ません。

特に希望する脱毛部位がピンポイントの場合(脇・髭・胸・スネなど)、間違いなくエステでやったほうが安いです。特に胸・すね・腕・VIOなどは眠っている毛が非常に少ないため、2~3回、人によっては1回の施術でも効果があり、確実に「完了」します。髭についても(私は髭を施術したのですが)、8万円で20回、2年の通院で「完了」しました。

家庭用脱毛器は間違いなく衝動的に買うものではありませんし、全身の中でも脱毛が簡単で安価な部位がたくさんあります。自分が何をしたいのか、どこを脱毛してどうなりたいのか把握して購入するようにしましょう。

脱毛の判断可否

男性に対して考えられるムダ毛対策・自己処理の手段を一通りまとめましたがいかがでしたでしょうか。

結論は冒頭でもお話しましたが、毛は「脱毛」以外の方法ではなくなりません。この事実を知ってさえすれば妙な商品に手を出したり、淡い期待を寄せることもないと思います。どうしてもお金が無いという方も、今はかなり脱毛の低価格化が進みリーズナブルになっています。

例えばヒゲだけなら私の場合8万円で終えました。そんなに深刻でない方や、自然に間引く・薄くさせるということもできるため、その場合5万円台で終了させることも可能です。説明の通り、毛は自己処理で薄くさせたり・脱毛したりすることは難しいものの、適正な施術を行ってくれるところに行ってしまえば、あとはいとも簡単に、かつ低価格で希望のスタイルを叶えてくれます。

是非もっと視野を広げた対策を講じてみてください。

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