20代男性のニキビ・肌荒れの対処法についてまとめました。
まず前提として、ニキビや肌荒れを治す方法は「自然治癒or病院で治療」この2つしか無いことを理解しておいてください。
たまに「ニキビがこれで治った!」と化粧品を紹介しているサイトやブログがありますが、市販されている化粧品は全て予防用であり、治療することはできません。また「治る」という表現自体が薬事法違反です。
これを理解した上で、次以降をお読みください。
20代男性のニキビや肌荒れの原因
原因は大きく2つです。
1つは、食生活。ニキビも肌荒れも贅沢病です。先進国特有の皮膚病で、食事を質素にするだけで一気に改善するケースがあります。
もう1つはスキンケア。間違ったスキンケアで油分を過剰に与えてしまったり、代謝活動を抑止してしまったりすることでニキビや肌荒れを生成させてしまうことがあります。
それでは詳しく解説していきます。
食生活
一番気をつけなければいけないのが糖分です。特に白砂糖は体の中で恐ろしい速度で吸収されます。ご飯の糖分の吸収スピードが「徒歩」レベルだとしたら、クッキーやケーキの白砂糖の吸収スピードは「ロケット」です。
それほど早く体内に吸収されると、胃やすい臓で適正に分解処理することができなくなってしまうのです。胃やすい臓は皮脂線へ栄養を送る働きがあるため、ニキビや肌荒れの生成に拍車をかけて、皮脂の過剰分泌や角質肥厚などを誘発してしまいます。
20代の頃は時間が仕事に取られる一方で、お酒を覚え、お金には余裕ができ始めます。ストレスもあって、食生活がおろそかになりがちな傾向になるのです。
スキンケア
ニキビや肌荒れで悩む20代の男性がやってしまいがちな「間違ったスキンケア」をいくつか紹介します。
①乳液・クリームの使用
乳液やクリームの役割を知った上で使っているのであれば問題ありませんが、乳液やクリームは全男性にとって「不要」と言われています。理由は、乳液・クリームが「油分補給」を目的とした化粧品だからです。しつこいようですが、「保湿」ではなく「油分」です。
皮脂の代わりとなる油分を補給しても、肌に対するメリットは一切ありません。むしろ皮脂を放置してできる過酸化脂質がニキビや肌荒れの原因であると言われている中で、乳液やクリームを使う意味がありません。
②化粧水だけ使っている
化粧水はビタミンC誘導体など、過酸化脂質の生成を防ぐ抗酸化作用を持った成分を配合できる化粧品です。ビタミンC誘導体は水溶性であるため、水分割合が多い化粧水にしか配合できないのです。
従って、ニキビや肌荒れを予防する目的では、ビタミンC誘導体を配合した化粧水を使っていくべきですが、先ほども言ったように水分割合が多いため(90%以上が水分)、時間が経てば蒸発してしまいます。
その蒸発と一緒に内部の水分も一緒に飛んでしまうため、かえって肌が乾燥してしまうことがあるのです。従って、化粧水を使うのであれば、保湿性能を持った美容液や、酸化しにくい油分化粧品(ホホバオイル、亜麻仁油、ワセリン)を薄く塗ることが効率的です(乳液・クリームはダメです)。
③ニキビ・肌荒れを予防・改善する洗顔料は無い
ドラッグストアやネット通販には多くの「ニキビ用」「アクネ用」といった洗顔料が発売されていますが、この多くは普通の洗顔料と特に変わり無い、いたって普通の洗顔料です。
普通の洗顔料を「ニキビ用」「アクネ用」として売っているだけ。
確かに効果がありそうな成分を含んだものもありますが、そもそも洗顔料の目的は「水洗いでは取れないものを落とすこと」であって、ニキビや肌荒れを予防することではありません。
しかもニキビや肌荒れの原因となる過酸化脂質は「水溶性」ですので、こういった「ニキビ用」「アクネ用」といったものに頼らずとも予防することができるのです。
20代男性のニキビ・肌荒れ対策まとめ
冒頭も解説しましたが、ニキビや肌荒れは化粧品で治るものではありません。
ニキビ・肌荒れは嫌気性という性質を持っているため、油膜などで覆われ空気から遮断されると菌が大繁殖してしまい症状を悪化させてしまうのです。
従って、治したいのであれば自然治癒・何もしない・塗らない、あるいは病院で適正に処理してもらうようにしてください。
そして、20代男性のニキビ・肌荒れの原因は食事とスキンケア、この2つに限られます。
逆にいうと、これさえクリアできれば再発は十分予防することができるはずです。