通販で圧倒的な人気を誇る「オールインワンフェイスジェルZIGEN」と、誰しも一度は手に取ったことがある男性化粧品の王道「オキシー」について比較してみました。
まず結論から申し上げると、「効果・実感」を求めるのであればZIGENであることに間違いはありません。なぜならオキシーは、それを求めている方を対象とした化粧品ではないためです。多くの男性は、「化粧品なんてどれも同じ。使わないよりは使ったほうがいいんでしょ?」という解釈の元、手にとっている方が多いと思います。しかしそれは大きな間違いです。
逆に、目的もなくZIGENを使えば非常に割高。ZIGENとオキシー、どちらが良い・優れている、というわけではなく、化粧品という「薬」の選び方を正しく理解することを心がけて下さい。
ZIGENとオキシーの比較
ZIGEN | オキシー | |
医薬部外品 | - | ※◯ |
容量 | 100g | 170ml |
使用目安 | 1.5~2ヶ月 | 1.5~2ヶ月 |
価格 | 3,990円 | 300~500円 |
タイプ | オールインワン | 化粧水 |
肌質 | 乾燥肌・脂性肌 | 商品による |
購入 | 公式サイトからの通販のみ | 店頭又はAmazon等のECサイト |
発売元 | ZIGEN株式会社 | ロート製薬株式会社 |
特徴 | ・最も保湿効果が高い「セラミド」を配合 ・数多くの男性雑誌で「No.1メンズコスメ」と評価 |
・安い、どこでも購入できる、高い知名度、実績 ・製薬会社が作成した化粧品 |
※アクネケアローションのみ医薬部外品
ZIGEN又はオキシーを使って何が期待できるのか?
ZIGENとオキシーを比較して、まず誰の目から見ても明らかに違う点は「価格」ではないでしょうか。
容量や使用目安に大きな違いがない以上、コスパを重視する上では安い化粧品の方が最初に魅力的に映るのは当たり前です。しかし、冒頭も解説しましたが、化粧品というのは「使わないよりは使ったほうが良い」というものではありません。「化粧品」という言葉に惑わされている方が非常に多いのですが、これはれっきとした「薬」です。
例えば、怪我を負ってしまったとき、「安い治療費で請け負う」という名も知らない医者と、「街の名医」と呼ばれる実績豊富な医者、どちらに依頼したいと思いますか?それは恐らく「怪我の度合い」によって異なるのではないでしょうか。化粧品についても同じです。
名も知らない医者が「悪い」というわけではなく、例えばかすり傷や打撲などの軽い怪我であれば、わざわざ名医に頼む必要はありません。また、怪我もしていない・どこも悪くないというのに医者に診てもらうということもありません。
つまり、その化粧品を使って何がしたいのか、はっきりしていればZIGENでもオキシーでもどちらでも構いません。その上で改めてZIGENとオキシーの効果面で比較してみると、価格の妥当性は見えてくるのではないでしょうか。
ZIGENに含まれる効果が高い美容成分
セラミド1、セラミド3、セラミド6Ⅱ、ヒアルロン酸Na、プラセンタエキス、加水分解コラーゲン、白金、金
例えば上に列記した成分は、化粧品に含まれる成分の中でも特に保湿や乾燥、脂性肌対策、シミ、シワなどに効果が期待できるものです。対してオキシーの成分は、大量生産を考えた汎用性が極めて高い成分が主(商品の種類が多いため省略)。また男性化粧品特有の爽快感を演出するエタノール系の成分が多くなります。
何度も言うようですが、これが悪いというわけではありません。オキシーやその他有名なギャツビー、メンズビオレなどもそうですが、こうした汎用性の高い化粧品は、肌そのものへの効果というよりも、その場限りの実感・爽快感を楽しんだり、心地よさを演出するものだと思います。
突き詰めて言ってしまえば、それは「肌に悪い」わけなのですが、例えばエチケットとしてカサカサの肌で人前に立つのは問題がありますし、お風呂上がりなど乾燥するときはこうした化粧品を使ってサッパリしたいものです。
逆に、「どうにか肌の乾燥を改善したい」「しつこい大人ニキビをおさえたい」と、深刻に悩んでいる場合は成分のことを自分でもしっかり学び、ある程度価格の面からも化粧品を選別することが必要だと思います(つまりオキシーではそれができません)。実際のところ「安くて悪い化粧品」というのは山ほどありますが、「高くて悪い化粧品」はほとんどありません。価格による効果の差が顕著であるのが化粧品なのです。
総評
実のところ、ZIGENとオキシーを比較するということにも無理がありました。価格はまるで違いますし、オールインワンと化粧水ですし。しかし意外にもこうした質問を多くもらっていたため、まとめることにしました。
簡単にまとめると以下のイメージ。
・乾燥や脂性肌、肌荒れなどを改善したい。将来的なシミ・シワの予防、本格的にスキンケアをして肌を維持したい。
→ZIGEN
・安さ重視、エチケットとして所有しておきたい。
→オキシー
ただ何度も釘を刺すようですが、何の悩みもなく「とりあえず」使う目的であれば、ZIGENでもオキシーでも使わないほうが肌の状態は維持できます。どちらも薬機法の規制を伴う「薬」であることを忘れずに。エチケットとしてオキシーを所有するにも、乾燥や肌荒れ、ニキビなどへの効果を期待してもほとんど意味が無いことは理解しておきましょう。