男性用化粧品ブランド「ニベアメン/NIVEA MEN」から発売されているスキンコンディショナーバーム(乳液)についてレビューしていきます。
ニベアが推奨しているのは、肌荒れ予防・アフターシェービングとしてお考えの方に向けられています。乳液として油分の配合が多く、かなりしっとりします。香りは、ヘアトニックの強めのニオイで若い世代向けのメンズコスメではありません。
スキンコンディショナーバームの効果
スキンコンディショナーバームに記載されている効果は、
・うるおい補給
・カサつき予防
以上の2つになりますが、その効果を実際に使った結果からレビューしていきます。
うるおい補給・保湿効果
スキンコンディショナーバームの保湿効果・潤い補給の効果は、全ニベアの中でもイマイチかもしれません。
実際に使用した感覚からも、全成分を見ても、肌の乾燥を防ぐ効果がある成分は含まれていません。
水を除くと2番目に合成ポリマーが配合量として多いことに気がつきます。また、ニベアメンシリーズの中でも油分の配合も一緒に上位にあることから、この実感力は保湿成分ではなく合成ポリマーや油分といった成分からによるものです。乾燥肌に重要な保湿ができているわけではありません。
ただ、「乳液」というイメージの商品ではなく、非常にさっぱりしていてべた付きません。かなり化粧水に近いです。
好みはありますが、鼻に抜けるようなスーッとした香り(ナチュラルグリーンの香りと記載があります…)も持ち合わせているので、爽やかさもあります。ちなみに渡しはこの香り、好きにはなれません。なんとなくオジサン臭いニオイで、結構後に引きます。
化粧水だけでは物足りず、乳液を使いたいけど、べた付かないものを探しているという方にオススメです。
使用上の注意
ニオイと油分の質感については直接手にとって確認した方がいいでしょう。ニベアは薬局などでテスターが用意されていることが多いので、一回手に取って見るだけでも全然違うと思います。「医薬部外品」指定の化粧品ではないこと、薬用目的ではないことも覚えておきましょう。「医薬部外品=安全」ということはないのですが、ニベアメンシリーズは指定を受けているものが多いので、逆に指定を受けていないものが目立ちます。
そしてニベアシリーズの中で一番の油分が多い印象を受けました。塗布後のしっとりとした感覚はあります。しかし、ベタつきも同時に伴うことを理解した上で使用してほしいと思います。一時的な「うるおい」がほしいときであれば良いでしょうが、カサカサの砂漠の上に油を垂らしたとして、表面はうるおってみえても内部は保湿されないままです。