男性の約半数以上は混合肌だと言われていますが、洗顔方法やスキンケアで特に意識しなければならないことというのは実はありません。
混合肌というのは、肌の構造上「普通」のことなので、むしろ型にはまった通りのスキンケア方法を実践していただくとうまくいくと思います。
ただ次のことを意識して洗顔に取り組んでもらうと、より肌を清潔に維持できると思います。
- 人肌程度の温度の水で流す
- 洗顔料はしっかり泡立てる
- 頬・フェイスライン・目元に注意
- 30秒以内に終わらせる
- アフターケアは「保湿」重視
それでは一つずつ見ていきましょう。
混合肌の洗顔時に注意したいこと
①人肌程度の温度の水で流す
まず覚えておいてほしいことは、顔の汚れ(皮脂)は水溶性であるということです。
つまり、水で落とすことができます。私たちの体温で溶け出してきたものが皮脂なので、同じ温度の水温で自然に落とすことができます。従って、洗顔料に頼る前にまずはそのぬるま湯でしっかりかけ洗いしてください。
コスってはダメですよ!
これだけで約70%以上もの汚れが落ちているはずです。
この後に行う洗顔料を使った洗顔は、残り30%の汚れを落とすためだけに使うものです。
この理解は非常に重要です!
②洗顔料はしっかり泡立てる
洗顔料は、正しい水分量と空気量で本来の力を発揮します。洗顔料・水分・空気、この3つのバランスが非常に重要です。
空気をうまく入れることができない方は泡立てネットを可能な限り使用して下さい。ちなみに管理人コスメボーイも未だに泡立てネットを使用しています。。
③頬・フェイスライン・目元に注意
実際に洗うときは、おでこや鼻の周りなど自分で「油っこい」と認識しているところから洗うようにしましょう。
乾燥しやすい頬・フェイスライン・目元は、極端な話洗わなくてもOKです。
前述したとおり、既に70%以上の汚れが落ちているので、洗浄力の強い洗顔料で追い打ちをかける必要はありません。汚れが落ちても、皮膚がボロボロになってしまっては意味がありませんからね。
混合肌の場合はこのようなメリハリが重要です。
④30秒以内に終わらせる
男性は特に勘違いされている方が多いようですが、洗顔は「パック」ではありません。
肌に洗顔料をしみこませるように何分も肌をこすっている方がいますが、そんなことをしたら肌が溶けてしまいます。
洗顔料は洗剤です。食器洗い時に肌が荒れてしまうように、洗顔料も汚れを落とす力と引き換えに肌に少なからず負担をかけていることを忘れないでください。
ちなみに管理人コスメボーイの場合は洗顔に10秒もかかっていないと思います。顔にさっと泡を乗せ終わったらすぐにお湯で流しています。
⑤アフターケアは「保湿」重視
繰り返しになりますが、洗顔によって肌は少なからず傷付いた状態になっているはずです。ツッパリ感があったり、多少ひりひりしたり、化粧水を肌が求めているのもそのせいです。
これは肌表面の薄皮(保湿膜)が破壊されているため。この保湿膜をケアすることを「保湿」といい、決して化粧水や乳液を使うこと自体を指すわけではありません。
保湿膜はセラミドとアミノ酸で構成されているため、使用する化粧品はこの2つが配合されていることを確認しましょう。よく聞かれるヒアルロン酸やコラーゲンというのは、肌を整えるものではなく、化粧品の質感を出す片栗粉のようなイメージなので、あっても無くても構いません。