ふかしタバコは肺に煙を入れず、口の中で煙をたしなむものですが、これでも肌荒れやニキビなど肌への影響は伴うのでしょうか。
結論から言うと、肌への害は伴いますが肌荒れやニキビの決定打になるものではありません。
「タバコが肌に悪い」と言われている理由は、肺に含んだニコチンやタールなど不純物の分解にビタミンCが利用されているためです。ただ、肺に含まない「ふかし(肺喫煙)」であれば、ビタミンCも過剰に消費されることなく、純粋にタバコの香りを楽しむことができます。
なおここでは、ふかしタバコによる体(主に肌)への影響を解説しますが、スキンケアにおいてタバコを正当化することを目的としたものではありません。
ふかしタバコの体への害
ふかしタバコは口の中の煙を含ませて「香り」を楽しむ嗜好品です。葉巻などがその例。従って、肌への害というよりは、口唇や口腔内に発ガンする可能性の方が高いことを先にお伝えしておきます。肺喫煙より全体的なリスクは軽減され、肌荒れやニキビといった肌トラブルに関してもほとんど考えなくていいでしょう。
しかし完全にノーリスクというわけではありません。煙という形を表しづらいものである以上、ふかしタバコと言えど肺にはニコチンやタール物質が混入しています。その分解のためにビタミンCが使用され、また胃や肺などの内臓器官に影響を与える可能性は伴います。
ふかしタバコは香りを楽しむもの。決して「ダサい」ものではない。
ふかしタバコの目的は「香りを味わう」というタバコ本来の楽しみ方です。従って、その姿を「ダサい」と表現するのは間違っていますね。またふかしタバコであれば“ニコ中”になるリスクが大幅に軽減されます。かつタバコをじっくり味わうことができるので、実はメリットだらけなのです。
・タバコの味・香りを純粋に楽しみたい
・でもニコチン依存症にはなりたくない
・肌もきれいに保ちたい
そんな方に、ふかしタバコは推奨できますね。
以下は、ふかしタバコの方法を分かりやすく解説している動画になります。かなり古い動画ですが、基本的な要点を押さえているためふかしタバコをしないという方も参考にすべきでしょう。
肌荒れの原因はふかしタバコではない
ふかしタバコもニコチンを微量ですが体内へ送り込みます。そして有害性も伴います。
しかし、それを肌荒れと結びつけるのは少し無理があります。喫煙者としてはつい全ての原因をタバコのせいだと勘違いしてしまいますが、肌トラブルはたった1つの要因で引き起こされるものではありません。
同様に、その肌トラブルを解決するのも「これさえやれば」というものはありません。現実に、日本人の4人に3人は何かしらの肌トラブルを抱えていると言います。皮膚科に長蛇の列ができたり、毎日のように新しい化粧品が発売されたり、それが成り立っている現状を見るに、原因はもっと違うところにあると思った方がいいでしょう。
恐る恐る初めてタバコを吸って、その翌日に肌荒れができたりすると「タバコのせいだ!」と思ってしまいがちですが、これまでの人生も肌荒れやニキビができるのはいつも唐突だったはず。タイミングが合っただけと考えるべきでしょう。