2016年のGWは最大10連休だとかなんとか…。休みが取れる人は羨ましい限りです。それが終わるともう7月の海の日まで祝日はありません。
去年は冷夏でしたが、今年は猛暑らしく、7月の祝日や夏休みが待ち遠しくもあり、夏が来ることの嫌気もあり、複雑な気持ちです。
そこに向かってさあ頑張っていこうと思うこのときにのしかかるのが「5月病」。今回は5月病をテーマにスキンケアと絡めながら解説していこうと思います。
5月病とはストレス性の鬱(うつ)
新生活や新天地での環境に馴染めず、精神的に不安定になってしまうこと。医学的な病名はなく、ストレス性の「鬱(うつ)」の一種。
新入社員や、新生活が始まった大学生・高校生、異動で新天地で働くサラリーマンなど。ちょうど5月がその時期にあたるため「5月病」なんて呼ばれたりしますが、10月とか2月もそんな時期にあたるんじゃないですかね。
5月に肌が汚くなる理由
5月病を端的に言うと、ストレスです。ストレスを溜めこむことで様々な肌トラブルを誘発してしまいます。
ストレスは男性ホルモンを過剰に分泌させる
ストレスは男性ホルモンを分泌させる信号のようなものです。人間はストレスを感じると男性ホルモンが皮脂腺に働きかけ、余計な皮脂分泌が行われるようになります。
ストレスを溜め込むと、フケ(頭皮の皮脂)が大量に発生したり、顔にニキビができてしまうのもこれが原因です。
眠っていた汗腺・皮脂腺が活発になる
5月にもなると気温は20度を平均で超え、日によっては夏日・真夏日になる日も出てきます。日頃運動をしていない方は汗腺が眠った状態であるため、この時期に一気に汗腺が目覚めることとなります。
皮脂腺も同じように、温度によって開閉するものなので急に気温が上がったりすると一気に皮脂が放出されます。特に毛穴の開きが目立ち、黒ずみ・毛穴汚れが目立つようになります。
紫外線対策が遅すぎる
女性であれば、年がら年中日焼け止めを肌に塗っていますが、男性の場合は本当の真夏日になるまで中々塗ろうとしません。最近でこそ美容を意識して日焼けを気にする男性が増えてきましたが、前者の方の方がまだまだ一般的です。
結論を言うと、紫外線対策はこの時期から始めるようにして下さい。日本の夏は今はもう「亜熱帯」です。5月から紫外線対策をすることは全く早過ぎることはありません。
スキンケア不足&過剰なスキンケア
4月からの新生活が始まると、「スキンケアを始めてみよう」「化粧品を変えてみよう」と思う男性が非常に増えます。ただそれでも、間違ったスキンケアや、未だにスキンケアが何たるかを理解していない男性が多すぎて、逆に肌を傷付けてしまっていることの方が多く見受けられます。
4月から始めた人の「粗」が5月になって徐々に見え隠れしてくると思います。今一度正しいスキンケア方法と化粧品を選んで実践してみましょう。
5月病対策、5月の肌荒れ対策
5月病の対策・治療法はありません。
というのも、5月病を認識している時点で、もう5月病だからです。それに備える対策法というのも、ストレス性の精神病なので、「楽しむ」とか「やる気」とか抽象的なことしか言えません。
あなた自信の性格が大きく関わっている問題なので、それに向けた対策となると年単位での取り組みとなります。
肌荒れ・ニキビ対策としてできること
しかしスキンケアに対しては別です。
しっかり毎日のケアを実践していれば、肌荒れもニキビも予防できますし、できてしまったとしても正しく対処すれば跡になりません。
ストレスによって皮脂が過剰に分泌されると言っても、その皮脂自体は放置しなければ有害なものではありません。放置すると過酸化脂質という有害物質に変わりますが、こまめに皮脂を拭き取り、紫外線対策をして、スキンケアに徹すれば、過酸化脂質による肌トラブルも起こり得ません。
5月は1年の中で自殺者が多くなる月です(3~5月が最も多い)。5月病の症状だと思ってもストレスに関係するものは何に繋がるかわからないので、少しでも体の異変を感じたら病院を受診するようにして下さいね。