混合肌は、オイリーの部分と乾燥している部分が混在した肌質のこと。
男性の場合だと、おでこや鼻の周りがベタついているけど、口の周りや頬、フェイスラインは乾燥しているという人が多いと思います。
これは皮膚構造上「普通」のことなのであまり神経質に捉える必要はありません。
ただ化粧水を使うときは次のことに注意して選ぶようにしましょう。
- 保湿成分の配合を確認
- 皮脂吸収材など、オイリー対策の化粧品は使わない(乾燥肌に合わせる)
- 成分の毒性・刺激性を確認
それでは一つずつ見ていきましょう。
混合肌におすすめの化粧水の選び方
①保湿成分の配合
乾燥肌でも、脂性肌でも、もちろん混合肌でも、「保湿」は必ず必要です。
この保湿とは、決して「ベタついた油分」で肌を覆うことを言うのではなく、肌表面の保湿膜・角質層をケアすることを言うのです。
言い換えると、この角質層が傷付いているために肌の乾燥・ベタつきが誘発されているのです。
具体的な保湿成分としてはセラミドやアミノ酸が配合されたものを選んでみましょう。
②皮脂吸収材配合の化粧品は使わない
皮脂吸収材は、ベビーパウダーのように、肌の水分を吸収する働きを持つ成分です。従って、オイリーには確かに有効ですが、乾燥肌は進行させてしまうリスクが伴います。
また、先ほど解説した保湿膜・角質層についても、パウダーが肌に滞留することでターンオーバーが停滞し傷付けてしまうことになるのです。
③成分の毒性・刺激性を確認
男性化粧品を選ぶ基準というのは人によって異なると思いますが、「使用感」や「香り」、「爽快感」など、手に取ってただ「気持ちいい」という感情の視点で選ぶことは絶対にやめてください。
もちろんこれは重要なポイントですが、今はその使用感を演出する成分というものがたくさんあって、成分の中身まで確認しないとスキンケアによって肌を傷付けるという本末転倒の事態になり兼ねないのです。
混合肌のあなたが化粧品を選ぶときは、まず①保湿成分が配合されているか確認し、②皮脂吸収材や毒性成分の有無を確認、③最後に使用感を確かめる、という流れになります。