アイクリームは目元専用の美容液です。目元の小じわは真皮中のコラーゲン繊維が脂肪を支えきれなくなり、皮膚が折りたたまれてしまっている状態をいいます。従ってレチノールやナイアシン、プラセンタといったコラーゲン繊維の生成に働きかける成分が効果的です。
そのため通常の深いシワには効果が無いものも、目元であれば多少効果が期待できる可能性があるのです。しかしアイクリームは非常に値段が高く成分が濃縮されているため毒性も強いです。アイクリームでも良いのですが、長期的な予防を含めて「使い続ける」ということを考えれば、以下のような対策が必要です。
男性の目元の小じわの原因と対策
目元にできる小じわは主に乾燥が原因です。乾燥によって真皮中に含まれる水分が奪われ、肌のコラーゲンやエラスチンが失われるとハリを保てなくなりたるんでしまうのです。そのたるみが折りたたまれ、放置すると形状化しシワとなります。
早期発見が好ましく、時間が経ち皮膚にクセがついてしまうと中々元には戻せません。ただ、目元は他の皮膚と異なり薄いため保湿によって十分にケアをすれば時間が経った小じわも治せることがあります。
セラミド配合化粧品で小じわをケア
小じわの対策で最も効果的なのは、「アンチエイジング化粧品」と謳ったものよりも、保湿成分がしっかりと含まれた化粧品を使うことが大切です。
目元の小じわの原因は「乾燥」によって起こされており、そこさえケアできれば小じわに悩まされることは無くなります。また角質細胞間脂質「セラミド」は全美容成分の中で最も保湿効果がある成分で、湿度0%の環境においても肌の水分を離しません。こういった化粧品を目元に厚塗りすることで皮膚の薄い目元でも乾燥を防ぐことができます。特に冬場など厳しい感想環境で力を発揮するため乾燥肌の方には強い味方となります。
プラセンタ配合化粧品で小じわをケア
プラセンタは肌の再生力・修復力を高める効果があり、三大美容成分の一つ。約20以上もの薬理作用があると言われている今最も注目度の高い成分です。「馬」の胎盤から抽出したエキスを利用しており安全性が高く、肌の新陳代謝の促進に効果があります。「殺す・上げる・補う」といったアクションではないため副作用が少ないことでも有名。敏感肌の方に特に好んで使われています。
レチノールの副作用・安全性
レチノールは非常に効果が強い反面、肌へ与える刺激も強く敏感肌の方は注意が必要です。また、完全に出来上がってしまったシワに対しての治療効果はのぞめないため買い損になる可能性もあります。
危険性と得られる効果を考え、あくまで現状維持のためのスキンケアのために化粧品を選定すべきでしょう。どうしてもシワを消したいのであれば美容治療手術を行った方が結果的に時間とお金の節約になります。
ナイアシンはレチノールより効果は劣りますが刺激も少ないため使用しやすい成分です。プラセンタは副作用が少ないことで有名で刺激性はなし、薬理効果も20以上確認されていることから多くのアンチエイジング化粧品に使用されています。予防や現状維持のため続けていく化粧品においては、副作用や刺激の有無については大きな項目です。