顔剃りと言えば、男性の間では理髪店でお世話になっているため馴染みがありますが、最近女性のあいだでちょっとしたブームとなっているそうです。
顔剃りは、顔の産毛を落として化粧ノリをよくしたり、産毛についた小さなホコリや雑菌を落とすことでニキビや吹き出物予防にもなるそうです。
しかし、おいしい話だけではありません。
メリットと同時にリスクも知り、両者を天秤にはかるくせをつけましょう。メリットがリスクを上回ると判断した時だけ、実行するようにしましょう。
顔剃りのメリット
化粧ノリがよくなる
男性であればあまり関係ありませんが、顔には無数の産毛が生えています。
産毛をカットすることでつるっとしたタマゴ肌を手に入れることができ、化粧のノリもよくなるといいます。
ニキビ・肌荒れ予防
顔の産毛に付着するホコリや雑菌、皮脂汚れがニキビや肌荒れの原因になると言われています。
ニキビは全て毛穴にでき、その毛穴付近の角質硬化が原因で発症します(参考)
産毛をカットして毛穴付近を清潔に保つことはニキビや肌荒れの予防に役立つというわけです。
肌がなめらかになる
これが最も大きなメリットだと思います。
一種のピーリングのようなものでしょうが、物理的に顔の滑りがよくなり、生成されたメラニンも削り落とし肌の透明感を出すこともできます。
顔剃りのデメリット
角質層が傷つく
「剃る」という行為は、少なからず肌を傷つけることだと理解しなければいけません。
角質層は皮膚の最外層で厚さはわずか0.02mmです。
刃を肌に当てて、産毛だけをカットすることは難しく、周りの角質層も傷つきます。
ニキビ・肌荒れを誘発する
メリットであったはずのことがリスクにも挙げられます。
角質層の役割はそもそも肌のバリア機能として働きます。これは外的な雑菌や紫外線から肌を守るためです。
ですが、このバリア機能を剃り落としてしまえば、肌はむき出しの状態になり外気や雑菌にさらされることになり余計に乾燥してしまいます。乾燥状態の肌はpH値が高く菌が繁殖しやすい状態になるため逆に肌荒れやニキビを誘発するのではと言われています。
男性のヒゲ剃りをイメージしてください
男性の方は毎日シェービングをおこなわれると思います。
そんな男性の口周りの肌をマイクロスコープで覗くと角質層が傷つきぼろぼろの状態になっています。また口元の乾燥は多くの男性の悩みでもあります。
毎日のことで、アフターケアをしっかりされている人が少ないこともありますが、簡単に言えばこの危険性もあるということです。
クレイマスクやパック、ピーリングも同じ。
たまにはいいかもしれませんが、毎日行うものではありません。
リスクをしっかり理解して、肌を美しく保っていきましょう。