透明感のある肌とは、脂ぎったテカテカな肌ではなく、粉が吹いたカサカサの肌でもなく、見ただけでツヤ・弾力を感じる赤ちゃんのような肌だと言います。
なぜ赤ちゃんの肌はあんなに透明感があり、綺麗なのか。それは皮脂分泌量が少なく、ヒアルロン酸を始めとする保湿成分を豊富に含んでいるからです。
皮脂量は30代まで増え続け、真皮中のヒアルロン酸、コラーゲン繊維は紫外線等の影響を受け傷付きます。生きていく上でこの肌老化は避けては通れませんが、正しいスキンケアを実践していく上でそれに近づける・老化を遅らせることは可能です。
油分に頼るスキンケアは止めよう
表題は男性用に限っていますが、女性についても同じことが言えます。「保湿をしましょう」とはよく聞きますが、その際多くの方が乳液やクリームを用いていると思いますが、これは本来の保湿ではありません。
乳液やクリームを塗ることで肌に油膜を貼って肌内部の水分の蒸発を防いでいますが、乳液にもクリームにも水分は含まれているためその隙間を縫って水分は蒸発してしまいます。
従ってその場しのぎの乾燥対策にしかならず、時間が経てば肌は乾燥してしまいます。結局は化粧品に依存し続けるしかなく、乳液やクリームに含まれる界面活性剤などの毒性についてはまったく考慮にいれていません。
肌の乾燥・保湿対策としては、油分を補給する目的の化粧品ではなく、「保湿成分を補給する」目的の化粧品を使うようにしてください。
アンチエイジング化粧品は症状が起こる「前」に使う
肌のたるみやシワ、くすみ・シワなどは肌の透明感を喪失させ、見た目年齢を5歳~10歳と引き上げる大きな原因です。
多くの方が、この対策として症状が現れてから「どんな化粧品がいいものか」と探し始めますが、これではほとんどの場合手遅れになり、買った化粧品は無駄になってしまいます。
正確には、今後発生する肌老化の予防になるので全てが無駄になるわけではありませんが、今現在発生している症状を消す・治すことはできません。
多くの販売員や専門家がアンチエイジング化粧品について早期の使用を促すのは、特に営業目的ということではないのです。今の化粧品技術では、肌老化が起こらないような土台を作ることしかできず、荒れ果ててしまった土台を立て直すことはできないのです。
日々の食生活、睡眠、運動、ストレス、UVケア、乾燥・保湿対策、これらが積み重なり肌老化につながります。アンチエイジング化粧品を使い続けることが全てではありませんが、どれか一つでも欠ければ肌の状態も悪化していくことは言うまでもありません。
逆に言うと、アンチエイジング化粧品を使い始めるのは「早ければ早いほどいい」と言え、早期の使用が肌の状態を高める結果となるのです。
まとめ
赤ちゃんの頃のような透明感のある肌を、ある程度歳を重ねてから取り戻すのは無理かもしれませんが、これ以上悪化させない、今持っているが出せる最大限のパフォーマンスをこれから何年も続けていくことは可能です。
それに必要なのが保湿であったり、アンチエイジング対策です。もちろん日々の生活習慣が最も大切であることは間違いありませんが、対策法としては知っておいて損はないでしょう。