安くて画期的な時短アイテムとして流行しているオールインワン化粧品。
女性用のオールインワンアイテムは非常に流通していますが、メンズ用も近年登場し大変人気があります。
しかしオールインワンは万能薬ではないため、メリット・デメリットを理解した上で利用しないと思わぬ肌トラブルを引き起こしかねません。
ここではオールインワンの化粧品の長所・短所、実際の選び方を解説していきます。
オールインワンコスメのメリット
オールインワン化粧品とは、一般的なスキンケアの手順として言われている、化粧水・美容液・乳液・クリームをひとつにまとめた化粧品のことをいいます。
ひとつにすることで次のようなメリットを享受することができます。
コストを安く抑えられる
4つの化粧品を1つで抑えられることになるため当然コストを抑えることができます。
一般的な化粧品の相場は、次のようになります。
■化粧水…1000~3000円
■美容液…3000~4000円
■乳液…1000~3000円
■クリーム…1000~2000円
メンズオールインワンの商品相場は3000~4000円といったところ。非常にお財布に優しいのがオールインワンの大きな特徴です。
時間がかからない
一般的な手順としては、上記の4ステップを時間を置きながら行います。しかしオールインワンであれば、洗顔後にこれ1本をつけ込むだけで終了です。忙しいサラリーマンにとってはこの時短アイテムは強い味方です。
使い残す心配がない
化粧品には使用期限があります。一度開封した化粧品は酸素に触れるため、通常ワンシーズンで使い切るのがベストですが、これが中々難しい。とくに乳液などは女性でもしっかり使い切っている人は少なく、途中で捨ててしまっている方もいらっしゃいます。
開封後半年以上経過した乳液は、肌に何かしらトラブルを起こさせる原因になるため使用するのはやめましょう。しかしオールインワンであればその心配はありません。
持ち運びに便利
外出など出張の多い方にとって、オールインワンの1本を持っていればスキンケアに関して言うことありません。4本かっちり持っているより1本でスマートに抑えたほうが男らしいイメージを持ちます。
オールインワンコスメのデメリット
化粧品の調整ができない
配合割合については各メーカーで異なりますが、オールインワンと謳っている各化粧品の量を個人で調整することができません。
保湿が気になるので美容液を多く使いたい、皮脂量が多いので肌荒れ予防のため乳液は控えたい、肌の乾燥がひどいのでクリームの割合を増やそう、こういった肌の状態や季節によって水分や油分の補給バランスを調整できないのがオールインワンの最も大きなデメリットと言われています。
美容・保湿効果が劣る?
通常の4ステップを行ったスキンケアと、オールインワンによるケアとで得られる美容効果が劣るのでは?ということがよく言われます。
これについては微妙なところです。自分にあった化粧品を4つ揃えて、正しい手順で行って初めて化粧品の効果が得られます。特に男性にとってはベタベタと何種類もの化粧品を顔に塗りたくるよりはオールインワンの1種類を毎日継続使用していく方が安全性や皮膚にかかる負担は少なくなると言う方もいます。
まとめ
オールインワン化粧品は男性にとっては「肌に優しい」と思います。
特に男性用化粧品は清涼剤や香料、爽快感を出すためだけのものが多い印象を持ちます。たとえ4種類の総合的な化粧品を使ったとしても、配合成分の毒性の方が勝り、スキンケアを行うだけ肌が悲鳴をあげる本末転倒の事態になりかねません。
また、男性の場合は普段からメイクをしないため、「保湿」だけに重点を置き乾燥から肌を守る化粧品を選べば、日常のスキンケアとしては十分と言えます。またスキンケアに対する価値観という点からも、こちらの方が継続可能であると言えるでしょう。
安全性に優れ、保湿力の高いオールインワン化粧品が男性には最適と言えるでしょう。