今回レビューした化粧品は【咲水スキンケアジェル】という女性用オールインワン化粧品です。日頃から、「化粧品に男性用も女性用もない」と話していますが、この咲水ジェルも同じことが言えます。
分類上「女性用化粧品」ですが、男性が使っても何も問題ありません。ただ、パッケージや使用感については、抵抗があるかもしれません。品質重視・素材重視の場合は女性用の方が質の高い化粧品が多い印象があります。
咲水スキンケアジェルの特徴と基本情報
咲水スキンケアジェルは女性用のヒト型セラミド配合オールインワン化粧品です。セラミドの重要性は当サイトでは何度も解説していますが、セラミド成分を4種(ヒト型セラミド3種、植物性セラミド1種)も配合しており、保湿効果については非常に評価できる化粧品だと思います。
咲水スキンケアジェル3つのポイント
セラミド成分4種配合で乾燥対策に効果的
咲水ジェルには、保湿効果が最も高いセラミド成分が4種も含まれています(セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱ、グルコシドセラミド)。
毒性成分が極めて少ない、安全性が高い
咲水ジェルの全成分解析結果が【こちら】です。毒性判定のある成分はわずか3つ。最も毒性が高いと判定された水添レシチンにおいても、この成分自体がセラミドに次いで高い保湿力を持っており、安全性は確認された成分です。実感からも成分表示からも、安全性は極めて高い化粧品だと判断して差し支えないでしょう。
コンパクトだが男性としては使いづらいパッケージ
男性から見た場合の咲水ジェルのデメリットはこのパッケージです。ちょっとかわいらしすぎますね…。容器はスキンケアと全く問題ない点ですが、一応当サイトは男性化粧品サイトなので。また、この内容量がたった50g(1ヶ月分)、価格が3,780円です。成分は確かに良いかもしれませんが、1ヶ月あたりのコスパフォーマンスは割高感があるかもしれません。
ニオイに要注意!咲水ジェルを男が使った感想・体験談・口コミ
商品を注文したときのレビューをまとめておきます。
梱包物です。商品以外は全てチラシになりますので破棄して大丈夫です。
こちらが商品。
成分表示には、セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱ、グルコシルセラミドの配合が確認できます。成分表示は配合量の「多い順」に掲載されますが、位置的にはしっかり実感力を確認できそうな印象です。
そしてこれが箱から取り出した商品です。男性の私には可愛らしすぎます。50gの小さな容器なので、女性としてはハンドクリーム代わりに携帯できそうですね。
フタを開けました。
ジェルというより、「ノリ(糊)」に近いです。水前寺海苔(サクラン)を配合していて、触った感覚の粘着性・粘り気は非常に強く、ニオイもかなりきついです。
「美容のため」と言っても、これに耐えられない人は結構多いのではないでしょうか^^;
見た目・ニオイはそのまんま「ヤマトノリ」です。肌に伸ばした感覚や違和感は非常に強いです。成分の安全性は確認できましたし、化粧品の刺激性は全くと言っていいほどありませんが、「使用感」という視点で見ると、品質が高いとは言えません。
以上、使った印象から改めてこの化粧品を評価すると、
- 使用感は悪い
成分が良いのでテカリこそしませんが、ベタつき・ニオイが残り、使っていてストレスを感じてしまいます。 - 浸透力や実感力は感じにくい
セラミドは確かに含まれていますが、その実感や肌への浸透力という面で「他の化粧品との違い」を感じることは難しく思いました。成分表示だけでは分からないことが多いですね。 - 臭い・・・とにかく臭い
既に触れていますが改めて。このニオイは結構キツイです。顔面にヤマトノリを塗る覚悟がある人は使ってみてください。成分は安全ですので肌トラブルに見舞われることは無いとおもいます。「良いものは臭い」と相場は決まっているんでしょうか。
成分はいいかもしれないが男性にはあまりおすすめできない
化粧品はどうしても「使ってみないと分からない」というところが非常に強いです。それは、化粧品に「全成分表示」の義務があっても、「全成分配合量」の記載義務が無いからです。つまり、セラミドのような貴重成分も、たった1滴含まれているだけで、「セラミド配合」と謳うことができてしまう。
だから実際に使用してその感覚や刺激、使い勝手と照らし、その総合力で判断するわけです。確かにこの咲水ジェルの全成分は非常に魅力的ですよね。でも私は先ほどまとめた①使用感、②実感力、③ニオイ、という3点の結果あまり男性には合わないのかなと感じました。逆にこれが耐えられる人は買ってみる価値があると思いますし、女性は結構こういうの好きな人が多いみたいです(妻談)。