男性用化粧品ブランド「ニベアメン/NIVEA MEN」から発売されている薬用センシティブローションについてレビューしていきます。
ニベアが推奨している使用方法は主にカミソリ負け予防・髭剃り後の保湿など、シェービングローションとしての活用です。塗布した感じでは刺激が非常に少ない印象を受けましたが「ノリ(糊)」のような香りが強く私は苦手でした。ノンアルコールで安全性は高いようです。
センシティブローションの効果
センシティブローションの効果としては
・カミソリ負けを防ぐ
・ひげ剃り後の保護
この二つが記載されています。
カミソリ負けを防ぐ
センシティブローションには、グリチルリチン酸ジカリウムという代表的な抗炎症成分が配合されています。良くも悪くもポリマー類がたくさん配合されているため、使用感が高く肌の状態をキープすることが可能です。
実際にカミソリでもシェーバーでもひりひりすることは少なく感じました。ただ、このセンシティブローション自体がひりひりするという方もいるのでは?というぐらい毒性は多く含まれています(全成分・毒性はこちら)。問題なければシェービングローションとしての活用もおすすめです。
ひげ剃り後の保護
アフターシェービングローションとしての活用、いわゆる化粧水や保湿美容液のような方法もできると言いますが、その効果としては正直実感は低いように感じます。
髭を剃るという行為は、肌表面の角質層をも剃り落してしまうことです。この角質層・保湿膜は肌の乾燥・雑菌侵入を防ぐ大事な膜なので、ローション自体に刺激や毒性が多いものだとかえって炎症を起こす危険性があるのです。
また、肌表面の保湿膜はセラミドやアミノ酸といった保湿成分で構成されているので、使うとしたらそのような保湿成分が配合された化粧品が推奨されています。
センシティブローションに配合されている保湿成分は、グリセリン、BG、ヒアルロン酸のみ。保湿成分による保湿ではなく、油分による保湿のため、どうしてもベタつきが強く感じられてしまいます。ヒアルロン酸についてもも保湿の代名詞と思われていますが、これは肌内部で肌のハリを形成している非常に大きな粒子の成分ですので、肌に塗ったところで中には浸透せず思うような効果を発揮してくれないのです。
センシティブローション使用上の注意
センシティブローションの中身はトロトロです。容器の口が大きいので出し過ぎに注意してください。
この量でも多いくらいです。レビューの通り、保湿化粧品としての活用はあまり適していないので、シェービング箇所のみへの塗布が効率的です。よって使用量としては、本当に少量で問題ありません。センシティブローションは医薬部外品になります。しかし、成分表示を確認してみると6種類もの合成ポリマー、3種類の防腐剤、2種類の合成界面活性剤といった毒性の強い成分が配合されています。
安価で手軽なシェービングローションをお探しの方におすすめ
シェービングローションとしては、1,000円未満で買える商品の中で品質が優れていると感じます。
医薬部外品の指定を受けており、グリチルリチン酸ジカリウムは多くの肌荒れ予防・ニキビ予防などの化粧品に配合されている抗炎症有効成分です。ただ、アフターシェービングローションとしての活用、保湿化粧品としての活用はあまり適さず、肌荒れや刺激を増長させる危険性もあります。