ニベアエクストラモイスチャーバーム(高保湿乳液)に配合されている全成分についてその効果と毒性を検証します。

全成分表示

成分の表記は、配合量の多いものから順に記載されます。ただし1％以下のものについては順不同、有効成分は独立して記載されます。毒性の表記は「毒性判定辞典」を参考に、赤＞橙＞黄の順番で毒性が強くなります。

【全成分】
・水：溶剤
・シクロペンタシロキサン：合成ポリマー、溶剤
・グリセリン：保湿剤、変性剤
・ジメチコン：合成ポリマー、閉塞剤
・BG：保湿剤、溶剤、粘度低下剤
・ジステアリン酸ポリグリセリル-3メチルグルコース：合成界面活性剤、乳化剤
・パンテノール：ビタミン類、育毛効果
・メチルプロパンジオール：溶剤
・ステアリルアルコール：油剤、乳化安定剤
・カミツレ花エキス：芳香性エキス、閉塞剤
・グリシルヒザインフラタ根エキス：保湿
・シクロデキストリン：吸着剤、可溶化剤、脱臭性
・ダイズ油：油剤、閉塞剤、酸化防止剤
・ステアリン酸PEG-40：合成界面活性剤、洗浄剤
・カルボマー：合成ポリマー、乳化安定剤
・ビサボロール：消炎性、香料
・ジメチコノール：合成ポリマー、消泡剤
・水酸化Na：pH調整剤、アルカリ剤
・フェノキシエタノール：防腐剤、溶剤、高沸点溶剤
・香料：単一香料又は調合香料
・青1：タール色素

評価

成分表示上からも、また「高保湿乳液」とあるだけに、かなりの粘性・油分を感じます。その分毒性成分も多く、色素も配合されているため、「肌に良い」ということははっきり言ってありません…

この緑色はちょっと怖いですね～(笑)

使用した感覚から、「痛い」「沁みる」という刺激となるようなことはありませんでしたが、「使っていきたい」とは心理的にも思えませんでした。

また、「高保湿乳液」と言いながら、実際の保湿効果はそこまで高くありません。油分はたくさん含まれていますが、保湿成分はグリセリンのみです。グリセリン自体そこまで保湿性が高くないため、肌に合わない、乾燥してしまうということもあるかもしれません。