NULL(ヌル)アフターシェーブローションの全成分と毒性、口コミの信憑性を評価します。
全成分の毒性解析・効果
成分の表記は、配合量の多いものから順に記載されます。ただし1%以下のものについては順不同。毒性の表記は「毒性判定辞典」を参考に、赤>橙>黄の順番で毒性が強くなります。
【全成分】
水:溶剤
BG:保湿剤、溶剤、粘度低下剤
エタノール:溶剤、可溶化剤、収れん剤
グリセリン:保湿剤、変性剤
フェノキシエタノール:防腐剤、溶剤、高沸点溶剤
PEG-60水添ヒマシ油:合成界面活性剤、洗浄剤
尿素:保湿剤、緩衝剤、殺菌作用
クエン酸Na:緩衝剤、キレート剤
豆乳発酵液:保湿剤
カラギーナン:香料、親水性増粘剤
クエン酸:キレ-ト剤、pH調整剤
アロエベラ葉エキス:保湿剤、口腔ケア剤
ダイズ種子エキス:保湿性、乳化安定剤
オウゴン根エキス:保温剤、抗矧性、抗酸化性
香料:単一香料又は調合香料
評価・口コミの信憑性
①髭を薄くさせる効果はありません
豆乳発酵液やダイズ種子エキスなど、女性ホルモンと関係性がある成分を含んでいるため、それを匂わす広告の表示をしていますが、髭が薄くなる可能性は非常に低いです。
「青髭が改善」「髭が伸びなくなる」「髭が細くなる」という効果を期待している方が多い印象を受けますが、もしそのような効果が表れたとしたら、老化あるいは更年期障害によるホルモン低下が原因です。化粧品に含まれる成分でホルモンバランスが崩れることは「無い」と思った方が良いでしょう。
②アフターシェーブローションとしての効果も微妙
アフターシェーブローションというと、炎症を緩和させる成分であったり、保湿力を高める保湿成分を通常含んでいるものですが、NULLの場合はそうした成分の配合が非常に少ないです。むしろ肌荒れ炎症を悪化させる防腐剤の配合量が多いため、肌が弱い人は使用を避けた方が良いかもしれません。
③値段が高すぎる
口コミの中でも値段の高さについて多く書かれていますが、価格については以上のようなこともあり妥当性が全く見えません。ドラッグストアに売られている500円~1000円程度の化粧水の方が良い働きをしてくれるのではないかとすら思えてしまいます。