男性用化粧品ブランド「ニベアメン/NIVEA MEN」から発売されているアクティブエイジバーム(乳液)についてレビューしていきます。
見た目・実際の配合成分からわかりますが、とにかく油分の配合が多いです。肌が油分に覆われるほどの感じで、明らかに脂性肌向きではありません。また夏場のスキンケアとしてもおすすめできません。しかし、ノンアルコールということもあり、清涼感や刺激といったヒリヒリする感覚はありません。アフターシェーブ目的や清涼感が苦手な方にはおすすめです。
アクティブエイジバームの効果
アクティブエイジバームに記載されている効果は、
・シミ・そばかす予防
・ハリを与え、小じわを目立たなくする
以上の2つになりますが、その効果を実際に使った結果からレビューしていきます。
シミ・そばかすへの効果
シミへの効果がある酸化防止成分L-アスコルビン酸2-グルコシド、酢酸DL-α-トコフェロールが含まれています。
ただ、実際に使用した感覚から言うと、シミへの効果というのはよく分かりません。
というのも、シミへの効果を謳った化粧品というのは、実際にシミを消す効果を言っているのではなく、シミが出る前に使用すると予防効果があることを言っているからです。
ただ、初期のシミであれば化粧品でも消すことができますが、アクティブエイジバームでは難しいでしょう。またそばかすについてはかなり難しい、というかほぼ無理でしょう。そばかすはシミの一種ではあるものの、その人個人の肌色となっているので、それを消すということはかなり強い薬品か、あるいはレーザー治療が必要になります。
アクティブエイジバームによってシミやそばかすが消えるのか??と期待を持っていた方は購入に際して注意が必要です。本当に予防として使いたい場合も、シミ対策の化粧品類と比べると品質は劣る印象があります。
ハリ・小じわへの効果
これも先ほどのシミと同じことが言えますが、シワというのは出来上がってしまってから化粧品で改善することはほぼ無理です。
ただ、初期のシワであればその見込みがあります。それがここで言う「小じわ」に該当するのではと思いますが、「初期」というのは目で確認できるようになる前の状態のシワを指していますので、基本的にこちらも「予防用」としてお考えいただくと購入後のギャップが少なくなるのではと思います。
ユビデカレノン(コエンザイムQ10)やヒアルロン酸がそういったものに効果があると、商品には記載がありますが、正直言うと苦しいです。これらがハリを取り戻す効果があるというのはかなり間接的な話で、それならばもっとセラミドやアミノ酸類を豊富に含んだ保湿特化型の化粧品を選んだ方が効果は間違いなくあります。
アクティブエイジバームに限った話ではありませんが、アンチエイジング化粧品というのは選ぶのが本当に難しく、ほとんどが予防用であることは覚えて老おいてください。
使用上の注意
商品のマイナス面ばかりお話してしまいましたが、乳液としての使用感は特別悪くありません。
乳液なのにべたつかず爽快感すら感じられます。見た目では真っ白で非常に粘性がありますが、肌に塗布して数秒馴染ませればほとんどそのベタつきは苦しくありませんので安心して下さい。
ただこの使用感の高さは薬品の力によるところもあり、化粧品全体の毒性は高めの印象です(全成分・毒性はこちら)。私も肌が弱い方ですが、一応これは大丈夫でした。敏感肌の方は注意が必要ですが、医薬部外品の指定があり、乳液として品質は悪くないので参考にしてみてください。
シミ予防が可能なべた付かない乳液をお探しの方におすすめ
何度も繰り返しになりますが、アクティブエイジバームを使ってもシワ・シミ・そばかすが消える可能性は限りなく低いです。ただ、乳液としてはべた付きが少なく使用感は悪くないので、単純にそういった商品を探していた方には使う価値がありそうです。そのおまけとして、シミの予防になっていると考えて気楽に使うのが良いかもしれません。