基礎化粧品や洗顔料、シャンプーなどに関して
「使い始めはすごく効果を感じたのに、使い終わりは効果が少なく感じた。」
こんな経験はありませんか?実はこれ、「慣れ」ではありません。化粧品や洗顔料などを、お風呂場など多湿環境に保管していると、天然成分が空気に触れ汚染され、単純に効果が薄れているのです。
特にオーガニック化粧品やパラベン、フェノキシエタノールなどの防腐剤が少ない化粧品については注意が必要です。防腐剤は危険な点が取り沙汰されることが多いのですが、本来は「品質保持剤」としての役目を持つため、こうしたときに役に立つのです。化粧品の安全性ばかり求めても、正しい保管方法で保管しなければその効果は半減してしまいます。
化粧品類の「浴室置きっぱなし」は絶対NG
多湿環境にある浴室に洗顔料や化粧品を置きっぱなしにすると、その口径部分から雑菌が入り繁殖してしまいます。正しい保管方法は、使うときだけお風呂場に持ち込み、使い終わったら水滴をタオルで拭き取り、暗く乾燥したところに置いておくこと。
これはシャンプーやボディウォッシュ、体を洗うタオルやスポンジも同じです。基本的にお風呂場には何も置いておかないのがベストです。
化粧品類を置きっぱなしにすることにより天然成分が劣化!効果も半減する
雑菌が繁殖すれば当然効果も薄れます。天然成分を利用したオーガニックコスメや比較的高価な化粧品にリフィル(詰替用)が無いのは、化学成分である抗菌成分を使用していないからです。
天然成分である酸化防止作用を使用し、より自然で最大限効果を発揮できるよう工夫がされているのです。
従って、その天然成分を破壊する恐れのある環境で保管すると、本来持つ効果を実感することができないと考えられるのです。どんなに高価な化粧品や洗顔料を使用しても、即座に美肌になれるものはこの世にありません。
早くて1週間、平均して1ヶ月~2ヶ月継続して使用することで効果を感じられるものがほとんどです。
特に乳液やクリームは多湿環境で保存すると腐敗する可能性もあります。その保管方法や使用上の注意は見落としがちなポイントですが、これからは軽視しないように取り組んでみましょう。
正しい保管方法に徹すると、天然成分を使用した化粧品も、開封後であっても半年~1年経過しても腐らずにおいておくことができます。