「肌に優しい」「敏感肌向け」「深剃り力が高い」
こうした口コミの評価が高いフィリップスのメンズシェーバーについて、実際に使用して検証してみました。特に私は肌が弱いため、シェーバー選びにもこだわりを持っています。
結論から言うと、フィリップスのメンズシェーバーは髭の薄い・濃いに関わらず、全ての男性におすすめできるものです。フィリップスは肌質や髭質で選ぶというより、あなた自身のライフスタイルに対して合う・合わないの適正があるように感じます。
というのも、「肌に優しい」「敏感肌向け」というのは、シェーバーの構造上、ゆっくり・慎重に剃り上げているため、剃毛時間が非常に長くなってしまうものだからです。
「素早く・確実に深剃りしたい」という男性には向きません。そこを期待してしまうと「こんなものか…」と落胆してしまうため購入は控えましょう。
フィリップスシェーバー9000シリーズを使ってみたリアルな口コミ
フィリップスシェーバーで良い点・悪い点含めて一番感じてしまうのは「シェービング時間が長くなる」ということです。
肌に優しい・カミソリ負けしにくい・回転式なので密着度が高い、そうしたメリットを十分に感じられるのですが、ブラウンやPanasonicのシェーバーと比較すると、剃り上げるまでの時間が遅いことが段々とストレスになっていくように感じます。
回転式って何?
「回転式」とは、シェーバーの刃が四方八方に回転しながら毛を刈り取るタイプのもの。内刃がシェーバーの中で回転しているため、毛の方向に統一性が無くてもしっかり巻き込んで剃ることができるため剃り残しを少なくすることができます。
しかし、思った以上に実感度が低く中々剃れません。理屈では分かりますが何度も刃を肌に当てて往復しなくてはいけないため「肌に優しい」という点については個人的に疑問を感じるところもあります。
【デメリット】フィリップスシェーバー9000シリーズの残念なところ
繰り返しになりますが、フィリップスの最大のデメリットは「シェービングに時間がかかる」という点です。
加えてシェービングフォームやジェルを使ってより慎重に剃ろうとすると、更に時間がかかります。
私は顔を覆うほど髭が生えているわけではありませんが、ブラウン・Panasonicのシェーバーでかかっていた時間が3分ほどだったのが、フィリップスでは5分近くかかるようになりました。
たった2分でも、剃れている実感が低く、この時間の積み重ねが段々とストレスに変わっていくこともあります。特に朝、急いでいるときはシェービングそのものがおろそかになって、「肌に優しい」ことがメリットであるフィリップスのシェーバーの特性を無視して、ゴリゴリと肌に押し当てるようなシェービングをしてしまいがちです。
【メリット】フィリップスシェーバー9000シリーズの評価できるところ
フィリップスの評価できる点は「肌に優しい」ということです。しかし、ただ「肌に優しい」と言っても具体的ではありませんよね。私がなぜフィリップスのシェーバーが他のPanasonicやブラウンと比較して「肌に優しい」と評価したかというと、ドライシェービングをした時に肌荒れ・カミソリ負けをしなかったからです。
普通、シェービングジェルなどを何も付けずに剃り上げると、カミソリ負けを起こしたり、酷く乾燥したり粉吹きを招くものですが、フィリップスの場合はその感覚が全くなく、自然に綺麗に剃り上げることができたので驚きました。
デメリットに挙げた「時間がかかる」という点はそのままですが、時間をかけて優しく剃っているが故のメリットと言うことができます。
また刃が立体的で皮膚に密着するため、顎やのどぼとけなども剃りやすく満足できます。あまり大きな声では言えませんが、陰毛のケアなどにも「キワ」に密着して優しく剃ることができるためおすすめです。
9000シリーズはどれを買えばいいの?
剃り上げる力・シェーバーとしての機能は展開されているモデル全て同じです。
全てシェーバー以外の点による付帯する機能や付属品で値段やランクが上下しているため、「シェーバーの性能」のみで探している方は一番ランクが低いもので十分です。
※3段階モード設定(パーソナルコンフォート設定)
シェービングの回転速度を3段階で調整できる機能です。チェックがないものは最初からMAXの速度で回転します。しかし、3段階調整があっても、もともと回転式の特性で肌に優しいため調整機能を使うことはほとんどありません。
※ディスプレー方式
デジタルかLEDかの違いで、シェーバーの性能に関わる問題ではありません。
※電池残量表示
電池残量が「80%」という具体的な残量%で表示されるか、携帯電話のように5本のバーでお知らせしてくれるかの違いです。使い終わったら充電機や洗浄機に装着するため外出時以外ほぼ不要な機能です。
自動洗浄機は絶対必要!ケチる方が維持費は高くなる
性能面で唯一必要だと感じるのは「自動洗浄機」です。特に回転式シェーバーは手入れが大変で替刃が4000~6000円近くするものです。自動洗浄機付きでフィリップス9000シリーズを購入すると1万円近く値段が上がるものの、洗浄やメンテナンスにかかる手間がかからなくなりますし、毎日清潔なシェーバーで髭を剃ることができます。
基本的に手入れは「毎日」行うものですから、特にシェービングに時間がかかるPHILIPSの場合は自動洗浄機は必須と言えます。