【男磨き】メンズコスメ初心者必見!間違え易いスキンケアあるある

化粧品市場はメンズコスメ部門において非常に大きな伸びを見せています。今までは、ヘアワックスやシャンプー、育毛剤などのヘアケアアイテム中心だったのが、香水や加齢臭対策等のデオドラント部門、化粧品を中心としたスキンケア部門への意識が高まり、非常に売り上げを伸ばしているといいます。

特にスキンケア部門においては男性からかなり関心を得ている一方、知識の希薄さが露呈されかえって肌を傷めている方も少なくありません。

ここではスキンケアビギナーの方が陥り易い、肌に関するトラブルと対処法を項目別に紹介していきます。

 最新メンズコスメランキングを発表!最も売れているのは?

メンズスキンケアの間違いあるある

洗顔料はメントールたっぷり爽快感重視!→×

顔に付着している汚れは、強力な洗顔料を用いなくても落とすことができます。極端なことを言うと、水だけでも構いません。理由は、洗顔は過酸化脂質という、腐った皮脂を落とすことが目的であり、水溶性の汚れだからです。

洗浄力が強すぎたり、強くゴシゴシとこすると、必要な皮脂まで奪ってしまい肌が極度の乾燥状態になってしまいます。

しかし実際に水だけでは不十分なことが多いので、「補助的に」洗顔料を使うのですが、その際に用いるべき洗顔料がメントールなどその場限りの清涼感を味わえるものだったり、余分な油分となるものが含まれているのはあまり好ましくありません。

洗顔料に特にこだわりがなければ固形石鹸。固形石鹸が苦手という方は、使っている化粧水や美容液などのメーカーとラインを揃えれば肌にかかる負担が少なくなります。

洗顔後の保湿化粧品は化粧水!→×

男性(女性でも)に非常に多い間違ったスキンケア方法ですが、化粧水は肌の乾燥をケアする化粧品ではありません。

また化粧水だけでスキンケアを終わらせると、かえって肌は乾燥してしまうため、やればやるほど肌を傷めることになります。

化粧水の主な役目は、水溶性の美容成分の補給、角質の柔軟化など。化粧水は90%が水分です。「肌に水分を補給する」という役目があると勘違いされている人も多いと思いますが、水である以上乾燥します。

乾燥対策として必要なのは化粧水ではなく、保湿成分が含まれた美容液です。

化粧水の後は油分でフタをする乳液!→×

これも前項に次いで誤った理解です。これが転じて、少し化粧品知識がある方だと「乾燥対策には乳液が一番」と誤解されているケースが非常に多い印象を受けます。

乳液の果たす役割は「油分の補給」です。30代後半から皮脂の分泌量が減退してくるため、乾燥肌傾向に肌質がシフトしていくことは確かですが、これと同時に肌の内部の保湿成分も減退しています。

油分量が減ったから肌が乾燥しているのではなく、保湿成分が減少しているから乾燥しているのです。つまり乳液で油分を補給しても乾燥対策にはなりません。

また油分量が十分に備えられている10代・20代、人によっては30代の方も、無理して乳液を使う必要はありません。かえって肌荒れやニキビの原因になるだけです。

確かに乾燥肌の方が乳液を使えば、一定時間は肌の乾燥を保つことができますが、それは一時的なもの。乳液も50~60%は水分です。「フタをする」といってもそれは穴だらけのフタなので水分はその隙間から蒸発してしまうのです。

シミやシワが現れたのでアンチエイジング化粧品を使用!→×

「アンチエイジング」とは、年齢に逆行して肌を若返らせるという魅力溢れる化粧品のことです。しかしこれは、すべて「予防用」です。

シミやシワなどが現れてから使うのではなく、現れるのを「遅らせる」目的で使用するのです。こういった肌老化は「必ず・誰でも」起こり得るものです。従って、症状が起こってから使っては遅すぎるので、若いうちから・気づいたときから使用していくのが正しい利用方法です。

理想論で言えば、肌のピークは20代とされ、この頃から始めるべきだと言われています。

化粧品でニキビや肌荒れを治す!→×

これも前項のアンチエイジング化粧品の考え方と似ていますが、化粧品ができるのは、「ニキビを治すこと」ではなく、「ニキビができにくい土台を作ること」です。

すでに発症してしまったニキビや肌荒れに対して化粧品を塗布しても、それが作用して治ることは「無い」と思った方が、無駄な化粧品を買うリスクを抑えられるため有効です。

確かに、鎮静作用、抗炎症作用、殺菌・抗菌作用がある成分はありますし、症状が初期のものであれば治ることもあります。しかし仮に病院・皮膚科医で肌を診てもらった際、処方される薬が「化粧品」であることはありません。なぜなら化粧品(医薬部外品を含)は医薬品ではないからです。とても当たり前ですが、いつの間にか化粧品を薬のように理解してしまっている方が非常に多いのです。

ニキビや肌荒れが発症してしまった際は、病院へ。それが嫌なら何もせずに自然に消えるのを待つ、これが正しい対処法と言えます。治った後、上記のようなニキビ用・アクネ用化粧品を使ってみてください・

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここまで読むと、「スキンケアってむしろ何もしない方がいいんじゃないの?」と思われた方もいるのではないでしょうか。

実際に「肌断食」ならぬ言葉も流行り、何も塗らない・つけない・洗わないスキンケア・ボディケアを提唱されているお医者さんもいます。ちなみに私も試してみましたが、かなり個人差があり、また一時的に体臭や髪の毛のニオイがキツくなるのでサラリーマンの方にはお勧めできません。

ちなみに今の私の化粧品使用状況は、

 シャンプー→オーガニックシャンプーを毎日
 ボディソープ→未使用
 洗顔料→固形石鹸で週に1回程度
 基礎化粧品→保湿重視のオールインワン化粧品を毎日

シャンプーは「洗剤」であるということに立ち返ると、やはり安全性の高いものを使用しないと、ということでオーガニックに落ち着きました。全くシャンプーを使わないのはニオイがやはり出てしまうのでダメでした。完全に無臭になるには3ヶ月~半年以上かかるみたいなので社会人の私には耐えられませんでした。

ボディソープについては本当に全く使っていません。特に家族から臭いと言われることもなく、約2年以上未使用です。冬場くらいから実践すれば体臭も紛らわすことができ、2週間〜1ヶ月程度で完全無臭の体を手に入れられます。

洗顔料については、特に汚れが気になるときのみ固形石鹸で洗顔しています。水溶性である過酸化脂質を落とすためにしか洗顔の目的はないため、ゆくゆくは洗顔料も完全に使わなくなると思います。これも皮脂浮きがひどくなるとか、肌の黒ずみが現れるとか副作用のようなものはありません。

基礎化粧品については、化粧水・美容液・乳液とチマチマつけるより、安全性・保湿性が高いオールインワンのものを見つけてそれを一本毎日使っています。特に男性は時間もなくて、化粧ノリ等を気にする必要がないのでオールインワンである方が間違いなく楽です。

男性の美意識が非常に高まり、化粧品業界もかつてのように活気が出てきました。しかし、せっかく化粧品を使ってみようと思っても、間違ったケアで肌を傷つけてしまっては本末転倒です。

ここに書いていることはほんのわずかではありますが、是非とも今後の参考にしていただければと思います。


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