赤ちゃんのようなサラサラでモチモチの肌を手に入れるには、どうしたらいいのでしょうか。ここで気付いていただきたい点は、皮脂量は赤ちゃんの頃が最も少なく、保湿成分は最も多い状態であるということです。
何が言いたいかというと、肌をサラサラ・モチモチにするのに皮脂の役目を果たす乳液やクリームなど油分系化粧品は不要ということです。
多くの方が基礎化粧品は使えば使うだけ肌がきれいになると信じて、化粧水・美容液・乳液・クリームと時間を惜しまずケアされていますが、多くの方が乳液やクリームは不要です。なんでもかんでも使えばいいというものではなく、自分の肌に合ったものを選ぶ力がスキンケアにおける知識量の差だとも言えます。
必要なのは保湿成分。そして保湿は乳液やクリームでは果たせないということも、知っておきましょう。
保湿成分が不足するとあらゆる肌トラブルを誘発する
肌に足りないのは保湿成分です(しつこいようですが「油分」ではありません)。乾燥肌の人も、オイリー肌の人も、混合肌の人も、普通肌の人もです。アンチエイジングに必要なのも、レチノールやナイアシンなどではなく、保湿成分。
人間は60~70%以上が水分で構成されており、それが肌のもちもち感を演出しています。放っておけば皮膚から蒸発してしまいますが、それを蒸発しないようにつなぎとめているのが保湿成分の役目です。
従って、「保湿」と聞いて肌がギトギトするのではないかと連想された方は、まだ油分が肌の乾燥を守っていると勘違いされています。
肌の水分は肌の中で保っているのです。上からフタをするだけのその場しのぎの油(乳液)は本来の保湿とは異なります。
保湿成分を補給していくことで、プルプルで弾力があり、テカらず、艶やかな肌を手に入れることができます。