アフターシェーブローションを用いる目的は、シェービング後のヒリヒリ感を抑制するためのアイテムです。強い殺菌効果がある成分が含まれ「薬用」と謳ってたりもしますが、化粧品は薬ではありません。
シェービングは少なからず肌を傷つける行為ですが、逆剃りせず毎日シェーバーを清潔に保ち油を差しておけば肌がヒリヒリになることはありません。また、シェービングローションと言ってもその定義が曖昧で、成分をよく見ると普通の化粧水と変わらないものも中にはあります。正直、買わなくても手持ちの化粧品で補えることがほとんどなのです。
ヒリヒリしてしまう人の特徴
シェービング後、肌がヒリヒリしてしまうという方の特徴は以下のとおりです。対策もまとめましたので参考にしてください。
シェーバーを肌に当てる力が強すぎる
シェーバーは刃です。シェーバーを肌に当てる力が強いと毛だけでなく角質も削ぎ落としており、肌を守るバリア機能が無く、刺激を受けやすいむき出しの状態になっています。シェーバーはゴリゴリと肌に押し付けるように剃るのではなく、滑らせるようにして剃ります。
シェーバーのメンテナンス不足
基本的には、シェーバーは使った都度分解して水洗いし、自然乾燥。油も差しておきます。定期的に刃も交換します。
逆剃りNG
シェーバーはひげの流れに沿って剃ります。そうすると当然剃り残しが出てしまいますが、皮膚を上に向けたりすることでキレイに剃ることができます。逆剃りは肌を痛めてる大きな原因です。
敏感肌の方
敏感肌の方にとってシェーブローション系の清涼感が強い成分自体が刺激に感じるのではないでしょうか。シェーブローションは痛みの鎮静効果がある成分(アルコール、エタノール系)を使用せざるを得ないため致したかないところもありますが、泡立てた固形石鹸をプレシェーブとして使っても構いません。その後は痛みの鎮静効果のある化粧品ではなく、安全性に特化した保湿化粧品を使ってケアします。
乾燥肌の方
乾燥状態の肌というのは、外的刺激に対して最も弱い状態にあります。シェービングは肌に刃物を当てる行為です。乾燥肌の方はプレシェーブローションを必ず用い、生の状態でシェービングすることは避けてください。シェービング後は殺菌効果の高いアフターシェーブローションより、保湿効果の高い保湿化粧品を用いた方が安全性も高く、何より乾燥対策になります。男性用の保湿化粧品ランキングはこちらになります。
アフターシェーブローションではなく保湿化粧品がいい理由
第一に、「経済的である」ということです。
成分表示を見ると、ほとんど化粧水や美容液と同じです。であればわざわざアフターシェーブローションを購入する必要はありません。シェービング→洗顔→スキンケア(化粧水・美容液など)という流れを作れば、アフターシェーブローションは必要ありません。
次に、「安全性に乏しい」ということが言えます。
アフターシェーブローションの中には殺菌効果が強い成分が含まれているものもあります。剃りたての肌は、角質が削ぎ落とされ、表皮がむき出しの状態にあります。そこに刺激の強い成分を肌に浸透させるとかえってこれが原因で肌が荒れてしまうことがあります。薬用効果の高いアフターシェーブローションより、保湿効果の高い化粧品を用いた方が対策になります。
「保湿=油分」ではない
「保湿」と聞いて油分の多い乳液やクリームなどを想像される方がいますが、保湿とは肌内部の水分を保持することを言いますので、ベタっと塗りたくる乳液やクリームでは対策になりません。また乳液・クリームは合成成分だらけですので、むき出しの肌には毒性が強すぎます。