私はよくスーパー銭湯に出かけます。東京に住んでいて普段は仕事をしているので、仕事帰りに都内のスーパー銭湯に行ってサウナや電気風呂などを楽しみます。
西東京に住んでいるので、テルメ小川や国立温泉湯楽の里などに行きます。
そこで、スーパー銭湯で入浴後、化粧台にはお試し用の化粧品が並んでおり、皆さん平気で使っているのを見かけるのですが、かなり不衛生ですので使わない方がいいですよ。
雑菌だらけ!スーパー銭湯にある化粧品
スーパー銭湯の化粧台には、ドライヤー、綿棒などの他、お試し用の育毛剤や温泉水で作った化粧品、PR中の化粧品が並んでいて自由に使うことができます。
しかし化粧品は基本的に共同使用するものではないので、不特定多数が使用しているその化粧品を使うのは、非常に危険です。
例えば、容器に指を突っ込んで使いたい量をそのまま取り出すタイプの容器の場合、個人の爪の隙間に入っている雑菌や、浴場や着替え場をたくさん触った手の雑菌がウジャウジャ入り込んでいます。
ボトル形式で使用する量だけ手に取るタイプの容器も、手にトントンと容器を手の平にくっつけながら取り出すマナーがなっていない人もいます。
私の体験上、スーパー銭湯に置いてある化粧品を使う人は(特に男性の話をしていますが)、普段化粧品を使わない人が多いです。そこに置いてある化粧品を使うということは、化粧品を持っていない、使っていない人が多いので、スキンケアや化粧品の使い方に対する理解がすごく乏しいです。
私がドライヤーで髪を乾かしながら横目で眺めているとそれがよく分かります。
「無料だから」と、大量の化粧品を手に取り顔がテカテカになっている人や、顔のシワに逆行する形で縦にゴシゴシ塗りこんでいる人など。
使うことによってむしろ肌を傷つけている方ばかりの印象です。スーパー銭湯に来られる男性は、美意識は高いのに化粧品知識があまりに希薄な方が本当に多いと思います。
スーパー銭湯に行く際は化粧品を携帯しよう
スーパー銭湯に行かれるとき、あなたは普段何を持って行きますか?
私の場合は仕事帰りに行くことが多いのでバスタオルは持っていけませんが、化粧品だけは必ず持って行っています。銭湯で体を綺麗にして、サウナでたくさん汗を流すと、毛穴は開放され、皮膚表面のセラミドもいつも以上に剥がれ落ち、かなり乾燥してしまうからです。
皮膚科学上、風呂に長く入ることは決して「お肌に良いこと」ではないとされています。皮膚が溶け、セラミドが失われるため乾燥しやすく、雑菌汚染等のリスクにさらされることが多くなるからです。ですから温泉や長風呂が好きな方は化粧品を必ず持っていくようにしてください。
それもクリームのような油分ベースのものではなく、セラミドが配合されたものがいいです。風呂やサウナでたくさん汗を流し、皮膚の上で失われるのは「油分」ではなく「セラミド」なので、失われたものを補給するという考えを必ず持っておいてください。油分は失われておりませんし、失われたとしても痛くも痒くもありません。ですから油分ベースの化粧品は極力使わないことが重要です。
せっかく銭湯で体を綺麗にしても、最後のスキンケアで墓穴を掘るとすべてが台無しです。また「化粧品を忘れた」という時は、何も塗らずに我慢して帰宅する方が肌には良いです。間違っても銭湯に備え付けの、誰がどんな使い方をしたか分からない化粧品は使わないで下さい。