中学生でも基礎化粧品を使ったスキンケアをする必要があるのか

ズバリ、必要ありません。

人間の肌は18~20歳までがその成長のピークと言われており、成長過程において基礎化粧品を使うことはかえってその足かせになってしまいます。

「基礎化粧品」と聞くとクリーンなイメージがありますが、その本来の目的というのは「不足成分を補給すること」であり、サプリメント献血と同じ意味合いを持っています。あなたの友達の中にサプリメントや献血を「健康体なのに」毎日飲んでいる・行っている方はいませんよね。

中学生の肌に「不足している成分」はほとんどなく、むしろ今あなたの身に起こっていることは「過剰」に伴う肌トラブルであることが推測できます。

乾燥肌→過剰な洗顔
脂性肌→過剰な油分補給、成長過程における過剰なホルモン分泌
ニキビ→過剰な油分補給、成長過程における過剰なホルモン分泌

逆に20歳を超えると肌は老化の一途を辿りますので、何もしなければ肌の水分量やセラミドを主成分とした角質細胞間脂質が減少し、様々な肌トラブルが襲ってくるでしょう。しかしそれは20歳を超えてから考えればいいこと。特に中学生の頃は何もせずにいることが一番のスキンケアになります。

肌トラブル別の具体的対策~中学生編

金八先生シーズン1より

金八先生シーズン1より

 中学生の乾燥肌、粉吹き、カサつき
乾燥肌の原因は皮膚表面の保湿膜が損傷しているために起こります。そしてそれが中学生の場合、本来保湿膜は赤ちゃんのときと同様に保湿成分が満たされたぷるぷるの肌のはずですが、洗顔料や清涼剤等が普及しすぎたお陰で、それを過剰に使用し保湿膜を溶かしてしまっています。

例えば体育の授業終わりにシーブリーズやフェイスペーパーで顔をゴシゴシ拭いて汗のケアをした気になっていませんか?これらも「化粧品」という分類になるので使わない方が肌のためですよ。こうした化粧品類の成分の力で保湿膜が壊され、肌の水分が失われていっています。

中学生の乾燥肌対策としては、①化粧品を使わないこと、②洗顔はとにかく優しく・できれば洗顔料も使わないで洗うこと。この2つを守って生活していれば、自然に肌はきれいになります。

なお洗顔の正しいやり方についてはこちらにまとめています。

 中学生の脂性肌、肌のベタつき
中学生の脂性肌(オイリー)、ベタつきは成長過程におけるホルモンバランスの影響によるものなので、正直対処のしようがありません。ホルモンバランスがめまぐるしく変化しながら、それをあなたの体に合わせて調整している最中なのです。

そして男女問わず男性ホルモンが過剰に分泌することになり(男性ホルモンは皮脂腺に信号を送る働きをもつ)、皮脂の分泌が過剰になります。人生の中で最も脂性肌で悩むのがこの中学生~高校生にかけた思春期の時期だと言われています。「思春期ニキビ」というのもこれが原因です。

具体的な対処法としては、①あぶらとり紙を使う(あぶらとり紙はいくら使ってもOK、肌に悪いことは何一つありません)、②焦って化粧品を使わない(オイリー用、と書かれた化粧品があっても使わない)、③清涼剤でごまかさない(シーブリーズなど)。

とにかく、今の状態は中学生の思春期において「しょうがないこと・みんな同じ」という認識を持つことが大切です。決してあなただけに起こっている特異な体の変化ではありません。そして時間が解決してくれることなので焦って色々な化粧品を使わないようにしてください。それが悪化の原因になることもあります。

 中学生のニキビ、肌荒れ
基本的には先程の脂性肌の理屈と同じです。一番大きな影響になっているのが男性ホルモン。この男性ホルモンを抑制するというのは「無理」ですから、うまく付き合っていくしかありません。

美容皮膚科の高須克弥院長も、思春期ニキビ・肌荒れに対する対策は「待つこと」だと名言しています。

誤った対処法は、これも化粧品や洗顔料など医薬品ではないものに何か大きな期待をして、せっせと塗り込むこと。化粧品には少なからず油分が含まれ、その油分がニキビを大きくするアクネ菌の餌になります。洗顔料は見方を変えれば「洗剤」ですから非常に強い脱脂力・溶解力を持ち、極度の乾燥を招くものです。

中学生の肌には負担が大きく、目的を知らずに使うのは本当に危険です。

中学生でも化粧水だけは付けた方がいいんじゃないの?

乾燥肌・脂性肌・ニキビ、どんな肌トラブルが起こっても中学生にとって化粧品は必要ないと説明しました。その大きな理由が冒頭で説明したように、そもそも化粧品は「不足成分を補給」するものであって、肌も体そのものも成長過程にある中学生には不要だから、というものでした。

そしてさらに肌質別に、対策をまとめましたが、それでもなお「化粧水だけなら大丈夫ですか?」「肌に優しいものなら使っていいですか?」という質問を受けることがあります

答えは、NO。つまり、使ってはいけません。

化粧水のそもそもの役割

余談になりますが、「肌に優しい」とは「成分が薄い、ほとんど水」ということです。そして化粧水は基礎化粧品の中でも水分割合が多く、その90%が水分だと言われています。

化粧水の目的を勘違いして、「肌に水分を補給する」と理解されている方がいますが、人間は皮膚呼吸ではないので水分が肌の上から体内に取り込まれることはありません。お風呂にはいって身体中に水が吸収されるなんてことはありませんよね。

化粧水の目的は「水溶性美容成分の補給」です。ビタミンC誘導体やヒアルロン酸など、水溶性の美容成分を補給することを目的としており、直接的に「乾燥予防」「オイリー対策」というわけではないのです。配合成分によって化粧水の役割は変化しますから、その役目を知らずにただ「化粧水だけは使いましょう」とは言えません。

そして化粧水は9割以上が水分でできています。つまりベチャベチャと顔に付けたところで、保湿までしっかり行わなければ肌の上の化粧水は蒸発するのがオチです。

ニキビや乾燥によって肌に不安を感じると何か付けたくなる気持ちは分かりますが、浅はかな知識で化粧水だけを塗ると逆に肌は乾燥してしまいます。

では美容液・乳液とがっつりケアすればいいのかというとそうでもありません。先程も言ったように、中学生の肌は進化の過程にあります。そこに不足もしていない成分をわざわざつぎ込んでも何の意味もないのです。

ニキビがすでにできてしまっている場合は、化粧品に含まれている油分がニキビの元となるアクネ菌の増殖を助けてしまい、余計症状が悪化してしまうことがあります。

中学生の乳液使用はもっとNG

LUCIDO-acm007

乳液の役割は「油分の補給」です。

これを勘違いして「油分=保湿」と捉えている方が非常に多い。保湿とは肌の水分が乾燥しないように、保湿成分が吸着し潤いを保つことをいいます。

水と油は本来結びつきませんので、「油分=保湿」が間違いであることはわかると思います。

hoshitsuyoso

そしてこのグラフを見て分かる通り、乳液(油分)を一生懸命補給したとしても、保湿の役割としては1%分しかその働きを担いません。見かけ上乾燥を防いでいるように見えても、実際に保湿を行っているわけではないのです。

そして繰り返しになりますが、中学生にとって油分は不足しているものではありません。男性ホルモンの分泌期にありますから、油分はむしろ過剰気味。不足していないものを補っても肌荒れやニキビを深刻にさせるだけです。

中学生の洗顔

中学生の頃の洗顔は、洗顔料を使わない「ぬるま湯洗顔」でOKです。
汚れが気になる時は固形石鹸の利用が安全。

最近ではいい香りがする洗顔料や、洗顔だけで肌がもちもちになるというものが出ていますが、洗い流す洗顔に香料など全く無意味ですし、洗顔で肌がモチモチになるということは、洗顔料中に油分が配合されている可能性があります。

油分を含んだ洗顔料は顔面に薄い油膜を張りますのでモチモチと感じますが、肌荒れの原因となりますので注意してください。

ぬるま湯での洗顔では、桶に水を張り、そこに顔を沈めたまま上下に揺らす洗顔方法が、肌に手も触れず、しかも満遍なく顔の皮脂を洗い出すことができます。理屈上、体温に溶け出して出てきたのが皮脂であるため、35~38度以内のぬるま湯であればどんな皮脂汚れも落ちると言われています。

ただこれは理屈上の話ですから、汚れが気になるようでしたら固形石鹸で優しく洗顔されるといいでしょう。

詳しい洗顔方法についてはこちらにまとめています。

中学生のスキンケア・基礎化粧品事情まとめ

人目が気になり、自我が目覚め始める中学生の思春期。反抗期もちょうどこの頃からでしょうか。

色々と悩みが多くなる時期ですが、それこそこの頃のスキンケアを間違えると一生モノの傷ができてしまうこともあります。

「ブツブツ」でお馴染みのブラックマヨネーズ吉田さんの肌は、中学生の頃、ひどいニキビに悩まされており、通販サイトで購入した「ニキビローラー」でニキビを片っ端から潰していったことが原因と言われています。ニキビを潰せば皮膚が溶け、角質がガチガチに固まってしまい、いわゆるニキビ跡となります。

中学生の頃できる最大のスキンケア方法は「何もしない」です。

・基礎化粧品は使わない
・洗顔料は使わない
・ニキビや肌荒れができても待つ又は皮膚科に行く

また化粧品というのは「予防」の側面しか持ち合わせていませんので、何か症状が起こってから使い始めても何も効果はありません。そうした化粧品の持つ本当の性質や実態について何も知らずに化粧品を使うのは本当に危険です。化粧品も薬機法の規制を受ける「薬」ですから、その扱いには十分注意するようにしてください。

2015年4月19日 中学生でも基礎化粧品を使ったスキンケアをする必要があるのか はコメントを受け付けていません。 スキンケア

コスメボーイからのお願い。

当サイト「メンズコスメ比較ランキング」には大変ありがたいことに、毎日3000人近い読者様にお越しいただいております。 その読者様からの通報にて最近、サイト記事や画像の無断転用・無断引用・無断加工があることを発覚しました。 こうした盗用の他、あきらかな記事のリライト(書き直し)、サイト構造の模倣なども把握しています。 これらは全て著作権法第119条における「法律違反」であり、最高10年以下の懲役、1000万円以下の罰金が処される事例です。こうした行為はSEO上、双方にとっても何もメリットが無く、本当に情報を求められている読者様に直接被害が及び、当サイトからもスキンケア情報を提供できなくなってしまいます。本警告にも応じない場合は然るべき対応をとらさせていただきます。