男性向けのオールインワン化粧品で人気が高いZIGENとDHC MENを比較してみました。
どちらも人気が高い化粧品ですが、私としてはZIGEN一択です。その理由、価格・成分・実感などの比較をしながら解説してみようと思います。DHC MENも決して悪くありませんが、どちらにしようか悩んでいるならこの記事を読む価値があると思います。
なお、個別でレビューした記事はこちらに用意していますので御覧ください。
→ZIGENの個別レビュー記事はこちら
→DHC MENの個別レビュー記事はこちら
ZIGENとDHC MENを実際に使って比較してみました
ZIGEN | DHC | |
会社 | ZIGEN㈱ | ㈱DHC |
価格(税込) | 3,990円 | 1,620円 |
内容量 | 100g | 200ml |
使用目安 | 2ヶ月 | 1~2ヶ月 |
ランニングコスト ※1ヶ月 |
1,995円 | 810~1,620円 |
最適な肌質 | 乾燥肌・脂性肌 | 普通肌 |
形状 | ジェル | ジェル |
香料 | 無香料 | 有(シトラス) |
良い点 | ・保湿力が高い ・実感力が高い |
・安い ・有名 ・どこでも売ってる |
悪い点 | ・普通肌の人には割高 ・公式通販のみ |
・特徴がない ・実感力が薄い |
表式化して両者の比較をするとこうなりました。
簡単に文章で特徴をまとめてみると…
【ZIGENオールインワンフェイスジェル】
①スキンケアの根本を突く「保湿力」に特化した化粧品。セラミド1、セラミド3を配合し、それを実感できるレベルに品質を高めている。
②価格はDHCと比べると割高に感じられる。しかし実感力が高いので何度も塗り直したりする必要がない。公式では「使用目安2ヶ月」とあるが、少量でも十分効果を感じられるため、2~3ヶ月以上は保たせることができてコスパが高い。
③無香料で使いやすい。肌にも優しく、使われている成分から品質の高さが感じられる。
【DHC MENオールインワンモイストジェル】
①価格は確かに安いが大手化粧品メーカーということあって、薄利多売が故の品質的な弊害が見られる。セラミドやユビキノンなど美容成分として評判が高い成分を配合しているものの、その実感力が乏しい。
②ジェルがノリのように顔に張り付いて、時間が経つとパリパリと剥がれ落ちていく実感がある。成分表示は優秀でも、その「配合量」は私たちの目から見えないので使ってみて初めて分かった点である。
③ドラッグストアやAmazonなど、リアルとネットの両方で簡単に手に入れられるのは高評価。
どちらが「良い・悪い」ということはありません。それぞれに見合った値段が付いているので。上記の評価だけを見るとZIGENがゴリ押しされている感じですが、それは値段が高いので当たり前です。
対してDHCは値段が安いので、それ相応の化粧品としての効果や実感が無かったという評価になっています。
つまり、どちらも適正な値付けをしているという点で評価できます。しかし、一番消費者として気を付けたいのは「化粧品は付けないより付けた方がいい」という誤った解釈をしている人です。
化粧品は、本来「付ける必要が無いもの」です。従って、DHC MENのように安い化粧品を、特別肌に不安が無い人が「付けないより付けた方が肌に良いよね?」と誤解して無理に使い始めてしまうことが一番危険です。
結局どっちを使えばいい?肌質別に比較
乾燥肌の方【ZIGEN】
乾燥肌の方はZIGENを使うべきでしょう。なぜなら、乾燥の原因は「保湿不足」が原因であると明確にされており、その保湿成分を補うための化粧品として高く評価されているからです。
代表的な成分としてはセラミド1、セラミド3、そしてその働きを最大限引き出すアミノ酸類が10数種配合されています。
DHC MENにもセラミドは含まれているものの、「成分表記上」にセラミドの記載があるだけで、その配合量は正直なところ分かりません。これは使ってみた実感に頼るしかなく、値段的な側面や肌に塗布した感覚で言うと、効果は微妙だと感じられました。
しかし、普段は乾燥肌に悩んでおらず、冬の乾燥が厳しい季節だけ「少し気になる」という程度だったらDHC MENでも構わないと思います(Amazonなら1200円程度ですので)。そこから「次はZIGENにしてみようか」と判断してみるのも良いでしょう。
脂性(オイリー)肌の方【ZIGEN】
肌のベタつきの原因も「保湿不足」です。「保湿不足=油分」ではありませんので注意して下さい。つまり、化粧品に含まれる成分で油分ベースとなっているのは脂性肌向きではありません。
その点で見るとどちらも油分の配合は多くありませんが、DHCの方が安いコストで実感力を高めようとしている配合なので若干油分や塗布後のベタつきが感じられます。
ZIGENの場合は肌の「薄皮」と言われる保湿膜と同等の成分を持つセラミドが主成分なので、自然な浸透感を感じられ、ベタベタしたりすることがありません。
保湿成分を補ってやることで、肌は余分な皮脂を分泌することがなくなり、それがオイリー対策にもつながります。
普通肌の方【DHC MEN】
これは誤解してほしくないのですが、文中でも解説したように、肌に異常が無い方は何も化粧品を使わない方がいいです。
ここで言う普通肌とは、気候や季節の変わり目に肌が多少乾燥したり、ベタついてしまう「自然な肌」の方を言います。それが過剰に反応してしまう人が、乾燥肌や脂性肌の人です。
普通肌の人で、「身だしなみとしてスキンケアをしたい」「お金をかけずに軽くスキンケアをしたい」「ZIGENのようにそこまで高い効果を求めていない」という人はDHCを選択すべきでしょう。
ZIGENとDHCの効果・比較まとめ
メーカーには大変失礼ですが、特徴があるのがZIGEN、特徴が無いのがDHCです。しかしそれは値付けの段階で分かることなので、両者に特別な優劣はありません。
何かを改善・予防・対策したい(乾燥・脂性・肌荒れ)というのであればZIGEN、ちょっとしたスキンケアやDHCを使って何か問題があるのか知りたかっただけというのであればDHCを選んでOKです。