【男性用】乾燥肌のヒリヒリ・皮剥け・粉吹き対策~どうすればしっとり肌になれるの?

カサカサと白く粉が吹いてしまう原因は、皮膚表面の角質層が細かく隆起しているためです。

私達の肌は、角質層というサランラップ1枚程度の薄い膜で覆われており、これが肌の乾燥を防いでいます。とても刺激に弱く、少し摩擦が加わっただけでも破れてしまったり、水分が蒸発したりしてしまいます。非常にモロく弱い角質層ですが、この角質層を整えさえすれば、長年悩まされてきた粉吹きも乾燥肌も改善することができるのです。

乾燥肌にとっての脅威は、外気による皮膚のヒリヒリ。風が当たるだけで顔が赤くなり、炎症を起こしたようにヒリヒリしてしまいます。シェービング後は何をやってもダメ、でもやらないと髭が目立って不衛生。

化粧品を使おうにも、どうも馴染んでいる様子がなく、むしろテカって粉吹きが目立っているような感覚があります。特に営業マンで毎日外に出ている方であれば、お客様に対するエチケットとしても顔はしっかりと整えたいところです。ここではそのヒリヒリの原因具体的な解決策について解説します。

なぜ肌が乾燥するとヒリヒリするの?

人間の皮膚は「角質層」という一番表面にある細胞群によって、肌の乾燥が守られています。つまり、「乾燥肌」というのはその角質層が全く機能していない破壊されている状況を言います。

これは粉が吹いている人の皮膚の断面図です。皮膚表面の角質層がめくれ、隙間ができて水分が飛んでいきます。乾燥肌ではない正常な角質層は、これがきれいに肌にまとわりつき、内部の水分蒸発を防ぐ働きを担いますが、粉が吹いているとその隙間から肌の水分が飛んでいき、どんどん乾燥していってしまいます。紫外線や雑菌も入り込み、ニキビや肌荒れ、シミなどもできやすく、まさに負の連鎖なのです。

過剰なスキンケアやこすりすぎによって角質層が機能しなくなると(乾燥してくると)ペリペリと細かく皮膚が隆起してきます。その状況がいわゆる「粉吹き」。

特に男性は、この角質層が傷つきやすいといわれています。その一番の原因が紫外線です。

女性よりも「社会的に」外に出る機会が多い男性は、紫外線に当たっている時間も多くなります。紫外線は角質層を破壊する力があり、皮膚組織を適正に機能させられていない男性が非常に多いのです。日傘とまでは言いませんが、日焼け止めは最低限使用しスキンケアに努めることが求められます。

【参考】男性用の日焼け止め/UVケア化粧品の選び方・メンズ紫外線対策

また女性よりも皮脂の分泌量が多いのも原因の一つ。皮脂は分泌から数時間で酸化し、皮膚組織を破壊する力があります。角質層を溶かし、シミや肌荒れの原因を作り出す力を持っています。従って、こまめな皮脂のOFF、スキンケアや洗顔が男性には必要となります。

間違ったスキンケアは肌のヒリヒリを悪化させる

乾燥肌によるヒリヒリを悪化させる間違ったスキンケアを男性は特にやりがちです。参考までにNG事例をいくつか紹介します。

乳液・クリームの多用

肌が乾燥するからといって、乳液やクリームなど油分ベースの化粧品を多用していませんか?

乳液やクリームというのは、そのほとんどが「油分」で構成されています。先程も解説しましたが、油分=皮脂というのは、時間が経てば“必ず”酸化し肌を傷付ける物質へ変化します(過酸化脂質)。多くの方が「油分=肌の乾燥を防ぐ」と思っていますがが全くの誤解です。

乾燥肌の方にとって不足している成分は「油分」ではなく「保湿成分」。乳液やクリームにも保湿成分が含まれているものもありますが、「油分を補給するもの」という前提理解を踏まえた上で使用するようにして下さい。具体的な保湿成分が含まれていない乳液やクリームはヒリヒリを悪化させるだけ。スキンケアの基本は不足成分を補給することと理解し、「付けないよりは付けたほうが良い」というのも誤解です。

洗顔のやり過ぎ・こすり過ぎ

ヒリヒリしたり、粉が吹いたりすると、そのカサカサを除去したいがために洗顔を強くやり過ぎたりしていませんか?

いくらその洗顔が肌に染みたりしなくても、泡という洗剤を肌に塗布している以上、大きな影響を与えています。特に洗顔フォームに含まれている合成界面活性剤(泡立ち剤)は、角質層を破壊する力を持っているため、洗顔に時間をかけ過ぎたり、ゴシゴシとこすり過ぎたりするのはNGなのです。

化粧水の多用

乳液・クリームだけでなく、化粧水についてもそれを多用したところで乾燥肌は改善されません。

なぜなら化粧水はその90%以上が水分。かつ水溶性美容成分を補給することが目的の化粧品なので、そもそも乾燥対策目的の化粧品ではありません。同様に、肌が乾燥するからと言って、何度も顔を水で洗ったり、制汗シートなどで顔を拭うのもNG。唇を舐めるとすぐに乾いてパリパリになってしまうように、基本的に「水」というのは「水分を奪う」性質があることを覚えておいて下さい。

乳液もだめ、クリームもだめ、洗顔もだめ、化粧水もだめ。じゃあ何をすれば良いのでしょうか?

乾燥ヒリヒリ肌を治したい!その方法と対策

ヒリヒリ肌を治す瞬間的な方法はありません。人間の肌は代謝活動の中で再生されるため、最低限それを待たないとならず、今の皮膚がむき出しの状態(角質層が無い状態)をもっと深刻に受け止める必要があります。

具体的な対策としては、スキンケアにおいて、その角質層の水分を補う基礎化粧品の使用が求められます。何もせずにじっとしているのが一番良いのですが、男性は毎日会社に行って、外気や紫外線を浴びる生活を送っています。ずっと部屋の中にいることができる、人と会わないという方はいいですが、現実的には無理です。

ヒリヒリ男性が選ぶべき基礎化粧品

角質層を構成する成分は「セラミド」と「アミノ酸」です。この2つが含まれた化粧品を使用していくことが対策としての実感力が高く、効果も期待できるでしょう。

「ヒリヒリする」「乾燥する」「粉が吹く」というのは、全て角質層が傷付いていて、顆粒層がむき出しの状態を言います。何か特別なことをしなければならないのではなく、この角質層を満たす顆粒層を守るスキンケアが求められます。

「ヒアルロン酸やコラーゲンは?」と疑問を抱く方も多いと思いますが、ヒアルロン酸やコラーゲンというのは保湿成分ではあるものの、角質層ではなく、図中の一番下、「真皮」というところにある成分なので、化粧品で補ってもまずそこまで浸透することはないのです。また粒子そのものが大きく、角質層を満たす存在にもなりません。確かに角質層の表面で、膜を張るように肌の乾燥を防いでくれる効果はあり実感力も伴いますが、結果的に角質層を満たしているわけではないので根本的な解決にはなりません。

また自然な肌代謝を阻害する乳液やクリームのような油分の働きと同じになってしまうため、かえって肌の状態が悪くなることもあります。しっとり肌を目指す上では「セラミド」「アミノ酸」を含んだ化粧品によるスキンケアに取り組んでみましょう。


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