髭剃り前のシェービングフォーム(ジェル)は本当に必要?

ひげをスムーズに剃りたい、カミソリ負けやヒリヒリを防ぎたい、青ひげにならないように深剃りしたい。そうした悩みからシェービングフォーム又はシェービングジェル(以下:シェービング剤)のおすすめを探している方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、シェービング剤は、質の悪い・安価なカミソリやシェーバーを使うときには絶対に必要です。一枚刃のカミソリを使用するときも滑りをなめらかにするために使用します。しかし高性能の電気シェーバーや、3~4枚刃以上の肌に圧力がかからないカミソリであれば必ずしも使う必要はありません。特に今の電気シェーバーはシェービング剤を使わないほうがきれいに・安全に剃ることが可能です。

【髭剃り=シェービング剤が必要】という誤解だけはしないよう気を付けてください。

シェービング剤の効果・使用用途

一般的に知られているシェービング剤の効果・使用用途は以下の通り。言い換えれば、これが必要でなければシェービング剤を使う必要はありません。シェービング剤は洗顔フォームや他の化粧品に比べて成分が強力なものが多く含まれているため、できれば使いたくないもの。男性と女性でここまで肌質(肌の透明感)に差があるのは、髭剃りの頻度が最も影響していることを忘れないようにしましょう。

  • 髭を柔らかくする
  • 肌の摩擦を抑える、炎症予防
  • カミソリの刃の滑りをなめらかにする
  • 毛穴を開かせる

シェービング剤は一種の麻酔的な効果と、道具のパフォーマンスを発揮させるオプション的な効果を持ち合わせています。従って、「シェービング剤を使えば、使わないときよりうまく剃れるという」ものではありません。「より深く剃ることができる」「青ひげが改善される」という魔法のアイテムでもありません。使わなくてもうまく剃ることはできますし、電気シェーバーであればシェービング剤を使わない方がうまく剃ることができる場合もあります。

乾燥肌・敏感肌・肌が弱い方は極力シェービング剤を使わない!

繰り返しになりますが、シェービング剤はオプションです。毎日の髭剃りを便利に快適にするためのアイテムであって、シェービング剤を使うことが男性にとっての正しいシェービング、正しいスキンケアというわけではありません。

こちらはシックの「ジェルフォーム」。ジェルとフォーム(泡)を組み合わせて、ジェルを手の平で練るだけで使いやすい泡に変形するという優れもの。

確かに利便性には長けていますし、シェービングも簡単に済ませることができます。ただし、「スキンケア」「肌への影響」を考えて配合成分を見てみると、とても毎日のケアとして使用するには危険性が高い、乾燥肌や肌が弱い敏感肌の方にはおすすめできないものだと思います。

界面活性剤や色素類、噴射剤、その他毒性を持つ成分が多く、「とても危険」「使うべきではない」とまでは言いませんが、「オプションである」という特性を理解した上で乾燥肌や敏感肌の方が使うにはリスクが大きいと判断します。

また洗い流すための泡切れ感と言いますか、肌への粘着・滞留感が強いためそれを取りきる肌への負担は大きいものです。通常の洗顔フォームですら、肌に泡を乗せていて良い時間は30秒以内だとされていますが、シェービング剤の場合は泡を乗せたまま短くても1分以上そのままジョリジョリと鏡とにらめっこするわけです。その間に肌は泡の界面活性剤の力で溶けてしまい、肌荒れやニキビの原因になっていきます。

男性の場合、洗顔料や化粧品類、こうしたシェービング剤にしても、[危機感]というのがまるでありません(使わないより使った方が良いと思っている方が多い)。それを意識するだけでもスキンケアについての認識は抜群に伸びると思います。

安価なカミソリ、温泉やホテル備え付けのカミソリには必ずシェービング剤を使うこと

私がシェービング剤の危険性をここまで述べてきた理由は、カミソリやシェーバーが「安全・高性能である」という前提に立った場合の話です。安全であるものを使用しているのにも関わらず、それ以下の安全性のものを掛け合わせれば、効果は半減してしまいます。

しかし、その逆パターン。つまりカミソリやシェーバーに少し不安があるものについては、シェービング剤を使ってしっかり対策すべきでしょう。

アフターシェーブローションの使用可否について

最後に補足としてアフターシェーブローションについてもまとめておきます。これもシェービング剤と同じで「使用目的」をはっきりと押さえているかどうかが重要。

つまり、ドラッグストアなどに行って「アフターシェーブローション」と書いてあるからそれを手に取るのではなく、なぜアフターシェーブローションを使う必要があるのか、アフターシェーブローションがそもそも何を目的にしているのか、それが自分の中でわかっているかということです。

結論から言うと、「アフターシェーブローション」というものはこの世に存在せず、パッケージにそう書かれているだけで中身はただの化粧水や乳液と同じ。わざわざ「アフターシェーブローション」を買う必要などなく、今まで使っている化粧品をアフターケアとして使用すれば問題ありません。詳しいことは以下参考リンクにもまとめています。

【参考】失敗しないアフターシェーブローションの選び方

もっと極論を言うと、シェービング剤についても洗顔料を使っても構いません。恐らくそうした方のほうが多いのではないでしょうか。「化粧品」とは、基本的にそうした目線・スタンスで作られているものが多いため、賢く・正しくそれらを選ぶことができれば、損してしまうことがだいぶ少なくなると思います。

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